墓標

オタク思想とオタク地獄とラブコメと萌え4コマ漫画

顕現した話その六

今これを書くべきだと気付きましたが以下は8609文字あるらしいです。気をつけてね...本当に...大体地獄変、国家、竹取物語の話をしています(2月21日追記)

 

 

はい、その六です。いつまで続けるのでしょうか

 

半分日記だし...でもこれ死ぬまでやってたら素敵じゃないですか?素敵っていうかあっぱれの領域ですよね。将軍も笑うでしょう、私の生き様を...今私が想像した景色は地獄変です...私は何のために何を燃やされるの!?燃えじゃなくて萌えならいいな。あっすみません斬首しないで...

 

地獄変といえば芸術のためにあまりに膨大な何かを犠牲にする話ですが…や、やめろ!推しカプを重ねさせるな。彼女らの声や命を奪って完成する芸術など見たくない。地獄変…でも死の間際に見れる一瞬の煌めきみたいなものはあるかもしれない。うるさい!!!こちとら推しカプに永遠性を見ているんですよ。何のためのプラトニズムだ。プラトニスト的最善推しカプ...じゃあ死の1回や2回くらい問題なくない?そういう事ではないだろ

 

そんなわけで今回のテーマは地獄変と永遠性になります*1

 

幸せな瞬間、幸せな時間、幸せというのは区切られた時間の修飾子として出ている事がたまにあります。幸せな一生みたいに言う事も出来るけど、この時間の長さに幸せの量が比例している印象ありません?だから、すごい幸せ!っていうのは刹那的なイメージが付きまとってしまう

 

やっぱり願うなら幸せな一生…そして幸せな一生の中で常に刹那的な幸せと同量の幸せを感じていて欲しい。恋は盲目!好きな人と結ばれたという事実だけでそういった幸せなのだと思う。でもこれ、本当に刹那的なものでしかないって感じてしまったら寂しい

 

愛されていれば愛されている、愛すれば愛するほどこれが失われるのが怖くなるっていう、よく不幸のどん底にいるときはあとは上がっていくだけだ、みたいな励まし方をするけど、幸せの絶頂にいるときはあとは下っていくだけ、というのも同時に成り立ちますよね。

 

この恐怖仕方ないんですよ!今日は昨日より幸せ、明日は今日より幸せ、そんな連鎖を繰り返していくしかないけど、そんなに大きい幸せなんてこれまで知らなかった

 

だから今がずっと続くように願う、そんな姿が愛しい…結月ゆかり〜!!!あかりちゃんの結月ゆかりとの日常、こういう幸せがいつまでも続いてくれよと願うばかり。幸せが怖い、怖がらないでくれ。幸せが怖いんじゃなくて幸せが失われたあとの世界を想像するのが怖いんだ。幸せそのものは幸せでしかない!

 

そんな想像する時間を与えるなーッ!イチャイチャしろ!抱きつけ!唇を重ねろ!身体も!全部!

 

っていうところで何も考えられないくらいの性行為みたいな話になってきた気がします!急にエロ同人。もうおしまいですね。

 

地獄変

 

だから想像する時間をなくす、不安を一時的に忘れさせるというのは根本的解決でない。ひとりでいてもふたりというコメントをニコ静でつけてくれた人がいましたが…そういう時間こそ幸せであるべきなんです。ふたりでいるとき、幸せに決まってる!ひとりでいる時間からそういった不安を微塵も残さず取り除いていきたい。純粋に相手を想う、そんな幸福だけを享受してほしい

 

そのためには何が必要なんだろうっていうと、わからないんですけど。信頼、そう信じること…相手を信じることが必要…ゆかりさんが好きなあかりちゃんを信じてくれよなあかりちゃん!あかりちゃんがゆかりさんの全てを信じるためにあかりちゃんは自分の全てを信じないといけないんですよ。自分の全て、こわいとても。恋が盲目パワーは相手の全てを信じさせてくれるように見えるけど盲目というだけあって全てではないと思う。「恋が盲目」って恋の色々なものを表現する素敵な言葉だけど、それでも盲目だけじゃダメだと思うんですよ

 

ではその盲目故に見えてない部分、どこ!?というときっと相手が自分に抱く好意だったり自分が相手に与えたものだったり、相手の中にいる"自分"だと思います。いや知らんけど…だからそこを受け入れて欲しい。あかりちゃんは強い子だからきっと大丈夫…ゆかりさんはあんまり心配してないな。貴方はあかりちゃんのこういうところを知っているはず…私の心の中のあかりちゃん、天真爛漫な過去と裏腹に自分というものをあまり強く信じられない印象がある。自分の力も真っ直ぐさも、そういう部分は信じられるけど、やっぱり今を失うのがこわい...よくこれでアホアホバカップルやってますね!?感動しちゃった

 

しかしこういうところは少しずつ変わっていくしかない。ひだまりの毛布で包んで*2あげてねゆかりさん…境界線みたいな身体が邪魔*3というか、魂だけを接触させるみたいな、本当の意味でのプラトニックラブがありますけど、身体同士の接触だって、今感じる相手の体温だって左胸から聞こえる鼓動だって全部全部愛していてほしい。大体プラトンだってそのプラトニックラブに至るためには物理的な愛が必要だと言っていた*4。こういう領域に至るために身体を重ねるわけではないと言いたいし、

 

そういう領域に至ったとしても肉体があるからこそ感じる相手の存在を大切にしてほしい。月も星も毎日沈んでは登って、つまり永遠性の象徴なんだとここ最近ずっと言ってる。肉体がなくなって魂だけになってもまた肉体を獲得して地上で愛を育んでくれ...

 

ところで私がゆづきずに狂ったのはプラトンを読み出した頃で、最初はこういう事全然気にしてなかったのですが、もしかしたら二人は待っていてくれたのかもしれない。私がプラトニストになるのを...

 

滅び行くものが美しいという価値観ありますけど、あれの真逆な気がしますプラトニズム。日本神話でも岩長姫とコノハナサクヤ姫のお話があり、あれは永遠か美かという話でしたけど、「美」は概念としては不死不滅です。イデアの話をしている。何かが美しいというのはその何かが「美」を備える事。つまり不死不滅の、永遠の獲得は美しさ寄りの概念で人間はそこにひかれる。愛とはそれを獲得する事への欲求だと言われていた気がします*5

 

しかし永遠性はこわい。竹取物語で不死の薬ってあるけど、かぐや姫のいない世界で未来永劫生きていても仕方ないから富士山で薬を燃やしてしまおうみたいな話でしたっけ。でも、でも!!いつかまたかぐや姫に会える事が信じられたなら帝は永遠を獲得出来たのだろうか。失恋の事を考えてあかりちゃんが好きになって、今では幸せが続くことを願えているの本当に私も幸福なのですが、私は私でこの幸福が失われるのが怖くてこういう事をずっと考えている。どうにかしてこの永遠性を本当のものにしたい。魂の研鑽?

 

だからあかりちゃん...一緒に…幸福を信じていこう…頑張ろう...

 

 

以下は日記です

 

近所の落とし物を観察する日課ニラ編の真っ最中でもう半月以上の付き合いになるのですが、心の中のあかりちゃんが「なんでニラなんですか。これが飼い犬とかならいいのに...」とか言ってて、あかりちゃん動物好きそうだな...好き?「まあ好きですけど」「私は動物と遊ぶあかりちゃんを見るのが好きです」あっそう...わかる...

 

私も別に動物が嫌いなわけではないんですけど、なんか懐かれないというか...唯一犬がすり寄ってきたことがあって、その時の犬は私の足に組みついてめちゃくちゃ腰を振っていました。私に発情している!?!?!?飼い主も苦い顔でしたよ。私はどんな顔すればいいの?「マスターって頭の中だけじゃなく人生経験もそんなんばっかなんですね...」と心の中のあかりちゃんも呆れている。そうよ。でも人生に関しては仕方なくない?道端にエロ本とかコンドームが落ちている方が悪いんです。でも...まあ...あかりちゃんに発情されるくらいなら私に発情した方がいいと思うんですよ。犬。ゆかりさんも嫉妬しちゃう。あなた虫刺されで嫉妬するような人じゃないですか。私は推しカプのためなら獣姦にも遭ってみせませう...やっぱりこれ地獄変じゃないですか!?(2月2日)

 

あかりちゃんはゆかりさんに支えてもらっている。寒さで震えるとき冷たい手を温めてくれるみたいなやつありますけど、なんか包まれていますよね。月の光に。そんなときあかりちゃんがふと自分は何を返しているんだろう、何を返せるんだろう、と考えたとき、あかりちゃんがどういう答えを出すかを私は知らない。

 

でも、確かに夜空を包むのは月の光かもしれないけど、月はたった一つしかないんですよ。それでも無数にある星達に囲まれていて、こんなに心強いことはないなって。だからいてくれるだけで十分なんだよというすごいベタで当たり前ででもきっと間違いでない何かをあかりちゃんに伝えたいが、それを伝えるのはゆかりさんだからな!分かってるだろうから任せたなんて言わないよ

 

た、助かった。青空の下でやってたんですこれ。夜空の下だったら膝から崩れ落ちてた(2月3日)

 

ということを書いていました。原稿をやれ…いや〜背景面倒くさくて。夜空に全てを託しすぎているのですが、なんかこういうことをしていたら本当に体調を崩した。昨日福を願ったのに!私の心の中のゆづきずは二人仲良く食べてくれたんじゃないかな。恵方巻き等を…私は寝ます(2月4日)

 

背景楽し〜…いや本当に結構楽しいですね。なんか、適当にやればそれっぽくなる感じが面白い。この狂日記のpart1とかの頃、えびごはん先生のスタンプで大喜利というかセリフを並べて簡単なお話めいたものを作っていたのですが、絵とセリフと背景を地産するようになったというのが今の私だと思います。何も変わってない。変わったこと…それは結月ゆかりへの信頼…あかりちゃんの笑顔を願っていこうな…俺とお前と…(2月5日)

 

アホのやつを更新しました。原稿の息抜き、クリスタです!もうおしまいなんですよ色々と。私も心の中のあかりちゃんもきっと格好悪い結月ゆかりが好きなんです。それは格好良い結月ゆかりが好きだから…だからこんなアホを!?書いている!?違います違うんです。あれは本当に心の中の推しカプのやりとりを描画しているだけで、心の中のゆづきず、アホで嬉しいです。でも書いてるときは何なんだよって思うし呆れすぎて口開けながら書いてました。なんなんだよ。一緒幸せにやっててくれ

 

あと推しカプ実印が欲しいみたいなことを叫んでいました。名前の力、言葉の力、言の葉…なんか違う人達を思い出しますが…いいよね…婚姻届!?コワイ!!そんなの私が持ってはいけません。腰洗い槽としてゼクシィをもうちょっと読みます…(2月7日)

 

情緒をぶっ壊していました。や、やめろ〜〜〜世界が私にあかりちゃんの失恋を見せてくる。これが私の初期衝動、原風景、受け入れないと…デカい悩みなら抱えて進め、泥に塗れて進め!私はあかりちゃんの失恋が…好き…見たくはないが!!!

 

見たくはないよ。でも好き。見たら死ぬ。事実上の失恋…見たくないから応援してるんだ。絶対に負けないでくれ…でも負けたとしてもさ、笑っていい時間だったと、あの人を好きで良かったと思えていてほしいね…きっと未来笑えるから…でも結ばれてくれ〜〜〜…あかりちゃん……結月ゆかり〜なんとかしろって言いたいですけど、ラブバトル、他人が揶揄することなんて出来ませんよね。永遠なんてないんだ。今を信じて未来を信じて、それだけが永遠を獲得する。信じる力は魔法の力…

 

私のやってるアホのやつ、まあ良くも悪くも失恋とは対局に座していますよね。良かった〜…あかりちゃん的に良いのかどうかは知りませんが…どう思います?皆…こういうときいつも心の中のマキマキに聞くんですけど、「同じ事何度も聞かないでよ。知らないよ」と帰ってきます。そうですね。ごめん…the life with voiceroids…(2月8日)

 

頭がおかしくなっていました。今日は何の日?そうですねバレンタイン...チョコレートを作っていました。昨日。あかりちゃんと...楽しかったね...部屋の中がチョコレートの香りでいっぱいになって、なんかもう、めっちゃドキドキしちゃったな。古来チョコレートが媚薬に使われていたというのもわかる話で...ガトーショコラを作ったんですけど焼き上がるまでの時間、すごい不安なんですよね。メレンゲ作りとかもう、A power is needed to make a chocolateって感じで超大変ですけど、逆にもう頑張るぞっていうか。でも焼けるのを待つ時間ってやる事ないから、チョコの香りの中で上手く出来るかな出来ないかなって緊張する。

 

喜んでくれるかなとか美味しいって言ってくれるかなとか、もっと言えば気持ち伝えられるかなとか、ダメだったらどうしようとか...なんか、私なんかより何倍も色々なこと考えるんでしょうね。あかりちゃん...でも楽しいよなこの時間。こういう時間、愛しい...そして気が狂い何もする気はなかったけどアホな結月ゆかりを書いていました。そんなバレンタイン前夜

 

 

楽しかったです!本当に!

 

 

これは今日の空模様でした。夕焼けが残る群青空に満月が綺麗でさ...頭がおかしくなったので私はこれから朝まで研究しますね...ふふ、家では推しカプが楽しくやってる事でしょう。私は帰らないからさ...うふふ...(2月14日)

 

私の心の中のゆづきず、ゆかりさんが延々とラブを伝えている感じあっていいなあと思うのですが、バレンタインとかいざ面と向かってあかりちゃんが気持ちを伝えると、照れちゃうんだろうな。かわいい…「ゆかりさん顔真っ赤じゃないですか」「いえその…嬉しくて…あ、あかりちゃんこそ顔赤くなってますよ」「…えへへ」かわいいな。HAPPY END

 

ところで今週の未来の私に見せるために残しておく怪文書のコーナーですが「紲星選抜総選挙〜365人のあかりちゃんのイチャラブマニフェスト〜」でした。そんなコーナーはこれまでなかったしそんなものを未来に残すな(2月15日)

 

おはようございます!!!!!!!!!!!!!!!朝ですね。朝これを書いています。2月16日、現在時刻は7時40分を回りました。皆様いかがお過ごしでしょうか。私といえばあかりちゃんのアホな感じの夢を見てご飯を作ってお弁当も作って大学に来てコーヒーを入れたところです。情緒がブッ壊れて死んでいます。あ〜〜〜〜〜〜〜〜たすけて〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜...1日のスタートにしては酷い。なんで?詩集を読んだからかな。たのしき恋の盃を君が情に酌みしかな...(2月16日)

 

頭おかしくなっていたのでなんか推しカプエロを書くといった罪を背負っていました。罪悪感を背負う儀式…まだやる…えっ、私エロ書けるの!?びっくりした。なんか書けちゃった。書けるんだ…エロを…確かに等身を上げる努力の末にエロやりたいとか言ってた気はしますけど、えっ、もう書ける?書いていいんだ。ド直球本番いいところ肌色成分一杯の1ページ漫画を…書いてしまった…仕上げるならモノクロですが…

 

これ清書したとして誰にも見せたくないな。この光景、私とゆかりさんだけの景色であってほしいという思いと、あかりちゃんとんでもなくかわいいな!見て!という思いが拮抗してる。なんて日だ。公開してたらこの誘惑に負けたのだなと思ってください。死。でも性行為直後の事後が一番イチャ濃度高いですよね。死のう(2月16日追記)

 

でも人生振り返るとエロはちょくちょく書こうとしていて、毎度画力の都合で屯在していたから罪自体はもう背負っていたのかもしれない。私がはじめて書いた絵、嫁のスク水抱き枕カバー風イラストだった気がしますし...ただなんか、あの頃と明確に違うのは魂の在り方について真剣に考えすぎてしまったということと、自分の書くあかりちゃんを可愛いと思いすぎてしまったということ...でも、でもきっとこれでいいんですよね。神...(2月16日追追記)

 

いいと思います!?やっぱり地獄変の話をしている気がします。助けて...(2月17日)

 

良くはないと思うがやはり悪いとも言えないんですよね。HOW TO 劣情との向き合い方…教えてマイティーチャー…善悪ではなく正義について考えてみましょうよ。私の好きな本、国家…国家における不正とは各々の役割以外のことを各々がすること。今の状況にぴったりですね、何が不正なのかって、私の劣情はきっとそれ自身は何も問題じゃない。

 

私の魂が私の劣情に支配されている!これこそが不正ではないでしょうか。私の魂を支配するのは私の魂か推しカプであってほしい。そのためにも私は私の心の中の腐女子を飼い慣らさないといけない!私は劣情を自分の一部として受け入れていきたい。これまでの全てが私の力。私の一部。

 

しかし理性を失って劣情だけで動く存在になってはいけない。私は推しカプに暴力を振るいたいわけではないから…私の行為に暴力性が伴うことは自覚しているけど、愛を、愛がないといけない…心の中の腐女子は私の良き理解相手ですが…お前の手から心の中のゆづきずを守るのは私の魂の仕事!

 

ゆかりさん…あかりちゃん…しょーもないエロ書いてごめん…でも今後も書いちゃうと思う。でもそれを私は否定しないように頑張るから…自分が書いたアホな事前事後だって私は愛せているから

 

いやもう日々苦しい呼吸が出来ない光も見えない。しんどいですが、大変しんどいですが…このしんどさは背負うべき。背負うに値するしんどさ。頭ハッピーハッピーの代償は情緒が常に破壊されること。あ〜ッッッッッ(2月18日)

 

永遠性!!!!この記事頭の怪文書竹取物語の話してるけど...再会を信じられたなら不死の薬も飲めたんじゃないかって解釈、私いい事言うな。ゆづきずを重ねるなら月に会いに行こうとするあかりちゃんの長い旅路のはじまりでしかないのかしれない。竹取物語...思い育てる時間が愛しいし、その観点から言うなら人間の数年と不死者の数千年の間に貴賤はないのだと思う。そういう旅路の末に今二人が一緒にいるのかもしれない、と思うともう...本当...永遠、善のイデアを...もうとっくに獲得しているのかもなって...

 

Q.オタク怪文書プラトンを使いすぎじゃないですか?

A.プラトンが私のオタク思想を要約しすぎているのが悪い(2月18日追記)

 

脳内メーカー2022

 

脳内メーカーをご存知でしょうか?iモードなど全盛期の頃に流行っていた診断メーカーの類の1つですが...人物名を入れると頭の中がどうなっているのかが見れるというものです。何で2022年にその話を?アレまだあるんですよ。バリバリあるしバリバリ更新してる。なのでたま〜に見にいくんですけどこの日記に書いてあるということはつまりそういうことです。入れたいよね、推しカプネーム...

 

maker.usoko.net

 

ああもう本当死にたい(2月19日)

 

ペン入れが終わってきたのでもう延々と背景をやっています。背景、楽しいんですよ。でも人物のペン入れを終わらせてしまった以上、「かわい〜」みたいな快を感じる瞬間が減り、ただただ線を...線を引いている...引いた結果どうでもいい背景が書けている...

 

竹取物語の話をします。竹取物語といえば2月18日の日記にも書いていますが...帝に不死の薬を渡したかぐや姫が「私を探しに来て」みたいに思ったりしていたらなんか素敵ですよね。だったらその薬を何のためらいもなく飲んでみせろ!!!恋は盲目、大好きがパンクしたら愛に変わるから---愛に変えてみせろ!!!!あかりちゃんが不死の薬を一瞬のためらいもなく飲み干すシーン、ください。ゆかりさんが月に戻る際に月の使者的存在に囲まれながら「どうかこれをあかりちゃんに」と一筋の光を託すシーンをください。月の光を受けて星々は輝く...お前が書け!!!ゆづきず竹取物語...

 

 

そういえばブログ名が変更されました。よろしくね。「墓標」です。「尊みで飯が食える」だったけど尊みで飯食ってないし私感想で尊いってあまり言わんから...ずっと変えたくて...私の人生、何故かずっとお墓の事を考えています

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このヘッダーは何かしらのラフです。看板がラフってどうなんだ。でもなんかちょうど良いなと思って...去年の10月くらいに「ゆかりさんに眼差しを向けるあかりちゃん」みたいな絵を書いていた記憶があるんですけど、何も考えずに書いたせいでゆかりさんがあかりちゃん全く見てないみたいな酷い1枚になっていて、でも最近はむしろゆかりさんがずっとあかりちゃんを見ている。本当、私の最近のやつを見返すとこいつはずっとあかりちゃんを見ている(2月21日)

*1:永遠性はともかく地獄変については何も考えていなかったのに1ヶ月振り返ってみると絵などに対しずっと苦しんでいたあたりまあまあ地獄変だった

*2:幸福なわがまま

*3:1/2

*4:饗宴

*5:饗宴

顕現した話その五

怪文書とクソポエム第五弾です。

 

情緒が安定しません!!!!どうすればいいの。どうすればいいんですか?本当に何もわからない...あかりちゃん...

 

この怪文書を4本重ねてきて、時間が経つにつれて私は全てを受け入れられるようになりました。漠然とした不安を言語化し、そうでない可能性を排除し、信じる事が魔法なのだと私は学びました。信頼、私は推しカプを信頼しています。それは人間的な意味で...きっとこれが必要だったんですね。ゆかりさんはあかりちゃんを泣かせるようなことはしても*1あかりちゃんを精一杯大切にすることでしょう。あかりちゃんはゆかりさんの想いを多少失敗しながらでも受け入れていく事でしょう。こういう信頼、ついに出来た。嬉しすぎる。

 

これを経て私はそれなりには幸せを信じられる側になりました。二人の想いがすれ違ったり空回ったりするの悲しいじゃないですか...そういう悲しい中で何か事件が起きたりして、なあなあのまま関係が終わる...なんて絶対にないと信じたいじゃないですか!!!信じられなかった人がいるんですよ。数ヶ月前の私なんですけど。そんなわけで、やったね。あかりちゃんとゆかりさんの明るい家族計画を考える事が出来ます。じゃあ何が不満なんだよ

 

もう何もわかんないんだよ!!!どうすればいい、なあ、神よ...死...半年ほどあれこれ考えましたが...頭じゃなくて心が恋をする...forever we can make it...いくつか言語化出来たことはあるけどこれを私はまだ文章に出来ない。私の魂はその次元に行けていない。ライブよかったね...ずっと考えてる...

 

えっこれが"始まり"ってこと?沼に沈んで水面を探せていたうちは呼吸が出来ていたけど、完全に沈んでしまったのでもう呼吸が出来ないってことですか?何も...わからない...地下の空気溜まりこわすぎます。それ人が吸っていい空気なんでしょうね!?あ〜沈む〜〜〜

 

あかりちゃ〜〜〜...ずっと2人の事考えてたけどこういう死を経験したことで少し周囲を見る余裕が出てきたというか、私から見た2人ではない、琴葉姉妹とかマキさんみたいな友達から見た2人というのに想いを馳せたりする事が出来るようになった。なんか...見ててつらい時期とかあったんだろうな...涙を見せなくてもそれを察してしまう優しい子達だと思うよ皆...そういう日々を笑って過ごせるようになるといいな。

 

ところで明け方の空のグラデーションってすごく綺麗で夜の終わりに続くオレンジ色はあかりちゃんがゆかりさんが追いかけるように、裾を引っ張るように見える。昼もうっすらと月は見えたりするわけで、でも星って全然見れなくて、朝のオレンジがあかりちゃんなら昼のあかりちゃんは自分のいない空を見上げるしか出来ないんだよ。でもまた夜が来て星と月が空に浮かんでくれる。1日、ゆづきずじゃないですか?地球が誕生したときからある...死...

 

 

 

そんなわけで以下は日記のコーナーになります

 

 

 

昨日雪が降りましたね!積もった!寒い!雪が降るとすごい静かですね。雪を踏む独特な音だけが聞こえて、音のソノリティ。星空も綺麗、月も綺麗。満点の夜空の下、自分達の足音しか聞こえない、二人だけの世界。ゆづきず…my favorite 推しカプ…

 

とってもいい新年のスタートです。新年初推しカプシチュはコンセプチュアルラブホだった気がしますが…今年もダメです。一年よろしくお願いします!

 

そしてゆづきずライブタイムシフト最終日でした。最後にまた見たけどやっぱりいいな…帰ってこれて良かった、ここに。ライブに囚われる生活は終わり、明日からはこれを胸に生きて行きましょう。改めておめでとうね、そしてありがとう…健やかな一年を送ってくれ…(1月7日)

 

以上です(1月13日)

 

 ついにやってしまった。あ〜冷静に考えると大丈夫!?同人イベに参加申請を出すなどしていました。サークル側で…いいのか。大丈夫?大丈夫じゃないかも。あ〜魂の叫び、pixivで叫ぶでは足りませんか。あ〜まあどうなるかわかんないですけど頑張りま〜す(1月20日)

 

お酒の席っていいよねあかりちゃん…ゆかりさん酒弱いし、わざわざ未成年のあかりちゃんの前で飲むなんてことしないと思うんですよ。マキマキに止められそうだし。でもあかりちゃんと飲む日いつか来るわけで、というかまあよく一緒に飲んでるけど、そしてその時にあかりちゃんは初めてゆかりさんの知らない姿を見る。大人を先に知っているゆかりさんの姿を…それはとても格好悪い姿かもしれないけど、でもそこの空白を感じてしまうんだろうな。モヒートのカクテル言葉は「乾いた心を満たして」だそうです。カクテル言葉、体調に悪い…

 

そういえばこの話しましたっけ?私はオールドオーバーホルトをあかりちゃんに紐付けているのですが、ライウイスキーで作るカクテルことマンハッタンのカクテル言葉は「切ない恋心」らしいです。なんでそんなこと言うのですか…失恋カクテルなんて言わないでくれ。オールドオーバーホルトをあかりちゃんと結び付けたのは偶然なのに…世界が私にあかりちゃんの失恋を見せてくる。助けて!!!!!!結なんて漢字使わないでください!!!!体調に悪い。糸へんも体調に悪い。あああ〜情緒ブッ壊れる…………(1月21日)

 

1月13日の日記のコミカライズです(1月22日)

 

二人が想いを互いに受けるために結構長い時間を費やさないといけないから、例え両片思いの状態にあっても相手は私の事を”好き”じゃないみたいな思いを信じちゃうんだろうな・・・つらい・・・でもそこは周囲がどうこうして何とかなる話じゃないからきっとあかりちゃんが、ゆかりさんが頑張らないといけないんですよね。相手の事を受け入れる。自分の好きという気持ちだけじゃ成り立たないんですよ。相手が自分を好きという気持ちを受け入れないと。受け入れるというのは信じることで、これを信じるのって怖いんだと思う。ていうか怖いですよね。私も怖い。そういう怖さを乗り越えてくれる力のある子だって信じている・・・ただまっすぐに追いかけていたあの頃とは違うんですよ。

 

憧れは理解から最も遠いみたいな話ありますけど、理解かはわからないですけど、憧れが向く感情って主に自分じゃないのかなとか思うわけで。憧憬、その属性を自分に取り込みたいというか、うまく言えないな。憧れを抱いてゆかりさんを追いかけていたころと違って、ゆかりさんの隣に来たけどそれはまた新しく違った悩みを抱えないといけないんだなあとか思った。憧れは続くだろうけど。憧れ、いい思い出の中にあってくれ。夢を見ていたあの頃は誰かに憧れていられた*2・・・

 

知らないものって怖いんですよ、知らないものの極北って他人ですからね。殆どの知識、学びようがあるけど誰かが何を考えているかなんて知りようがないから、言葉で伝えてくれたものを受け入れるしかない。そしてそれを受け入れるの、めちゃくちゃ怖い。人の心に覗き穴がついてたらどんなにいいだろう。誰かに取られちゃう夢まで見るほど不安になるけどね*3・・・だから先輩と後輩から恋人同士になるまでの間が・・・怖い・・・あかりちゃんは努力の末にゆかりさんと同じ場に来て、そして新しい戦いをしないといけない。

 

でもあかりちゃんがずっとゆかりさんのことを恋愛的な意味で慕っていたならこれはもう慣れたものなのかな。いっそのこと、対等なラブバトルの始まりなのかもしれません。総力戦ですよ。大好きがパンクしたら愛に変わるから---君の下へLOVEドライブ行こう*4。ウワーーッ恋のワガママは何物にも優先される・・・

 

葛藤の末に築かれる信頼は未来永劫続くものと思います。人間は不滅のものを求めたがる、それが愛だとプラトンは言っていたような気がする。饗宴・・・饗宴ゆづきずパロくれ~~~~お前が作れ(1月25日)

 

夢を見ました!どんな夢かというと結月ゆかりが知らん美容師と不倫ックスをするという夢です。ふざけるな!なんなんだ。マジで何?ご丁寧にブラインドまで閉めやがって、それであかりちゃんに見られてたら訳ないですよ

 

あかりちゃんも髪をバッサリ切っちゃうし、ここから私の視界があかりちゃんと同期していて、「もうこんなことしないでください」とゆかりさんのひざに縋り付き、顔を見上げたその時、キスしてくれるって思うじゃないですか。ほっぺをつままれただけで終わっちゃって、そんな夢でした。キス、してよ!!!お清めックスとかさ〜まあ賛否両論ですけど…あかりちゃんが自分が抱かれていたときの思い出に他の女を重ねちゃうなんて残酷じゃんか。ご丁寧にこのシーンまで夢が放送してくれましたよ。優しいキスで今だけでも全てを忘れさせてよ…結月ゆかり…

 

総括すると悪夢でした(1月30日) 

 

原稿の下書き未満のものができた〜コマ割とセリフ配置が終わったという話です。下書きもまあ書きやすいところはある程度書いたつもり…あとは苦手なやつと背景。

 

ところでカクテル言葉、いいよねという話で、XYZのカクテル言葉は「永遠にあなたのもの」という意味らしいです。私の心の中のゆづきずはあかりちゃんがカクテルの練習をしていて、マキマキにたまに教えてもらっているようなのですが、

 

マキマキ、結構カクテル言葉を知ってると思う。だから「あかりちゃんコアントロー買ったんだよね。前にホワイトレディとかサイドカー教えたけど、ベースをラムにすればXYZになるんだ」「帰ったら作ってみます」「ちなみにこのカクテル言葉は『永遠にあなたのもの』だよ」

 

「『永遠にあなたのもの』かあ…」

「お、あかりちゃん今日もカクテルの練習ですか。一杯いただけますか?たくさん作ってるみたいだし」

「たくさん?…あ!」

「美味しいです。これはなんてカクテルなんです?」

「XYZです…」

「美味しいですねえ。今度お店で頼んでみようかな」

「だ、ダメ!」

「?」

「え、ええと、これ結構酔いやすいお酒なので、外で飲まないようにして、飲みたいときは私に作らせてください」

「そういうことですか。ではまた作ってください、ふふ」

 

「永遠にゆかりさんのもの、かあ。ゆかりさんは私のことものだなんて言わないだろうけど」

 

 

ちなみにマキマキの指南はカクテル言葉以外私が教えてもらったやつです(1月30日追記)

 

昨日、この日記を書いた直後にこういうのを書いていました。絵を書いているというか漫画を書いているというかなんかもうオタク慟哭をしているという感じです。一生カクテル言葉の事を考えているのですが、誕生花ならぬ誕生カクテルというものを知っちゃったので、案の定調べてしまいましたね。12月22日のカクテル...「フォービドゥンフルーツ」らしいです。forbidden fruit...禁止された果実...意味としては禁断の果実だそうで。えっ禁断の果実!?アダムとイヴ!?結月ゆかりと紲星あかり??なんでそういう事するんですか。死のう

 

ところでカクテル言葉は「困難を恐れず前に進む実力者」らしい。えっあかりちゃんじゃん...ゆかりさんじゃん...界隈を引っ張り後輩達に背中を見せ続けたゆかりさんとその背中をひたむきに追いかけ続けたあかりちゃんじゃん...アーーーッ...なんでこんな事するんですか。酒〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

あ、ラムとウォッカと詩集を買いました。幼体だった頃、授業で作った詩とかが市の広報誌に載ったりした事を思い出したりして、詩的感性ちょくちょくほめてもらった記憶があります...まあ狭い教室の中でレベルの話ですが...私のオタク怪文書、こういうところに起源があるのかもな...と思ったので詩をちゃんと読んでみたくなり。オタク怪文書、書くのも読むのもすごい楽しいんです。皆も怪文書書きましょう。そんなノリで詩って読んでいいの?...まあ...私古代ギリシャ文学の名作と解説で絶賛されていた饗宴の事BLと思ってるし...(1月31日)

 

 

詩集が届いたので少し読みました。いいですね...とっても...中原中也の詩をいくつか読みましたが...湖上と春日狂想が好き。湖上、いい景色だな。

 

"沖に出たらば暗いでせう、
櫂から滴垂る水の音は
昵懇しいものに聞こえませう、
――あなたの言葉の杜切れ間を。

 

月は聴き耳立てるでせう、
すこしは降りても来るでせう、
われら接唇する時に
月は頭上にあるでせう。"

 

の部分とっても良い。櫂から滴垂る水の音に言葉の余韻を重ねるのとってもいい。流れる時間を感じて...LOVE...愛を...愛って何だ...

 

ところで月と見る度に結月を思い出すんだこっちは。そう、こういうのです。文学...月と星と夜空に全てを委ねすぎているので、今日も情緒が壊れる。でも結月ゆかり関係なく月が聴き耳立てるっていいですね。二人きりの世界で愛を語らうのが...好き...照らすのは月だから...

 

文学が好きな人に怒られないかな。いつだって怒られるのがこわい。でも私は芥川龍之介で泣いたぞ...推しカプを考えて...じゃあダメですね。いい感じにブッ壊れられる短編小説を教えてください...(2月1日)

*1:することはする

*2:夢魅鳥

*3:forever we can make it!

*4:LOVEドライブ

【啓蒙】きららラブコメを読もう

本記事はまんがタイムきららAdcent Calendar 2021の10日目の記事です!今年も開催ありがとうございます。すごいですね全日埋まっている。落とすわけにはいかない

 

adventar.org

 

そしてきららラブコメの話をしている方が既にいらっしゃいますね。いやあ素晴らしい。やっぱり人類はきららラブコメを求めている...はい、きららラブコメの話をします。

 

さて、一応私はきららオタクみたいなことをしており、きららオタクの知り合いもそれなりに多く、きららの話をよくしているわけですが、「このところあまりきららでラブコメを見ない気がするね」という話を最近*1見かけました。実際そうだな〜と思います。

 

私はきららラブコメが好きです。だからこそ

 

 

「きららでラブコメが読みたい!!!」

 

 

しかしこの願望を公言したときに「それはお前がここ数年きららを購読していて、きららオタクに類する存在を続ける時間を通して得た、"きららだから"という盲信的発言なのではないか」といった意見を頂戴するかもしれません。

 

「ラブコメが読みたいなら他の雑誌を購読しろよ」という意見もありそうです。それはそう。だからこそ"きららラブコメ"と言った理由を私は述べるべきです。

 

正確には日常系ラブコメ*2と称するべきかもしれません。日常系ラブコメという単語はフォロワーから教えてもらいました。

 

通常の日常系ラブコメの定義は知りませんが、以下で語る事は私がラブコメで見たいものです。何を描写してほしいかを説明することが、何を中心に描写される作品が好きかの説明にもなるはず。そしてそれは私の言う"日常系ラブコメ"の定義になると思います。

 

 そして同時にまんがタイムきららがそういった作品が掲載されるに適した雑誌であるということを話していきましょう。これらについて語ることを冒頭の意見への返答としましょう。

 

あと後半にオススメのきららラブコメを置いておくのでそっちのリストを読んでください↓

 

 

 

それではやっていきましょう。クソポエムを・・・

 

そもそも、ラブコメの何に我々は魅力を感じるのでしょうか?私が何か1つ答えるとするなら、世界が変わるという事です。当たり前だった日常が恋によって変わる。それは恋をすることの喜びでもありまた見ていて楽しい点でもあるでしょう。

 

例えば朝支度をするときに、鏡の前で好きな人の事を考えてちょっとだけ支度が長引いてしまうとか、恋を応援してくれる友達に放課後相談するとか、恋を起点にした楽しいエピソードって枚挙に暇がないと思うんです。こういうエピソードはとても魅力的です。

 

ところで、きららは日常を描くのに適したフォーマットをこれまでに完成させてきたと思います。もちろん例外もありますが、誰かが戦ったり、熱い友情を語り合ったり、強い物語性がなくとも日常で変化する人と人との心の機敏を描いてきた漫画雑誌の1つでしょう。そして強い物語性がなくともそれはとても面白いものであるとはご存じの通りです。

 

いわゆる恋愛モノが友達から恋人になるまでを描いているなら、友達未満だった関係が友達以上の、親友みたいな関係になるまでが面白いものであったとしても不思議ではありません。そしてそれは多くの場合日常を通して時間が重ねることで成就される。そしてこれはおそらく私がきららに求めているものの1つです。いわゆる日常系漫画の人間関係の変化っておそらく多くがこういう感じで、とても魅力的ですよね。

 

そしてただ過ごす日常に1つとして同じものがないからこそそれは面白いし我々の興味の対象となるわけです。

 

昨今、きららの破壊という理念が語られますが、こういった強い文脈を排した上でのある意味とても素朴な*3人間関係を描くという他の雑誌ではなかなか出来ない魅力は捨ててほしくないものです*4。それはさておき。ラブコメの話でしたね。

 

こういう文脈で見ると、先に述べた、恋によって日常が変わるという変化は、当たり前の日常をただ描写することでしか描けないのではないかと思います。

 

何故なら、恋愛イベントが発生する、好きな人の前にいる時間というのは恋をしている人間にとっては非日常だからです。あなたの一挙一動が気になって仕方がない、そういう時間っておそらく日常とは縁遠いですよ。こういう非日常は日常の変化ではない。

 

だからこそ、フォーカスするのはそうでない状況全般ということになります。それはつまり当たり前の”日常”です。そういった日常を描く作品に適している雑誌がありましたね。そう、まんがタイムきららです。

 

私はラブコメを見る上で、恋をして変わった世界を見せてもらいたい。甘い部分も苦い部分も全部。好きな人の前にいる時間なんて多くの場合幸せでしょう。特別な時間でしょう!そうでない部分こそ恋の喜びが見れる・・・!!!

 

「恋は盲目」いい言葉ですね。そのレンズは写す範囲が狭くなった分、きっと多くのものをより綺麗に詳細に捉えるでしょう。今まで過ごしてきた世界が色鮮やかに変わってしまう、それが幸せをもたらすかもしれないし不幸をもたらすかもしれない。でも、そんな世界が私は見たい。その変化したレンズを通して見た今までの世界が。

 

そういう少し変わったいつものあなたは、好きな人の前でドキドキしているときの姿と同じくらい誰かに恋する存在として魅力的だと思うのです。

 

 

というわけできららでラブコメを読みたいという想いは私が見たいものと照合したときに必然性を伴って現れる願望なわけです。

 

もちろんきららだけがこういう漫画を持っているわけではありません。そういうことを言い出したらそれこそ妄信なんですけど、ただ、やはり最近はきららラブコメが少ない気がします。きららの改革が叫ばれる昨今だからこそ、ラブコメを見せろ!と言いたいですね。

 

まとめると、

・恋が変えるものは日常でありそういった日常の変化は"好きな人に話しかける"、"デートする"、"告白する"、といった恋愛イベントと同じくらい魅力的

 

・そういうものを余談的でなく1つのエピソードとして数多く描写してくれる作品を日常系ラブコメと呼びたい

 

・こういった日常系ラブコメが掲載されうる雑誌といえばまんがタイムきらら・・・!?きららラブコメを読ませてくれ

 

つまるところ私はラブコメで男共が集まってわちゃわちゃしているやつが好きという事です。ビバ日常。恋バナ未満の恋バナをしろ!!!

 

言いたいことがほどよく短くまとまったのではないでしょうか。長い文章に付き合わせても申し訳ないですし、私の好きなきららラブコメを布教します。読んでくださいな

 

 

1.箱入りドロップス

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いわずもがな、きららラブコメの金字塔ですね!読み返していたらもう良すぎてしまう。あまりにもいい。最高の群像劇ラブコメ*5です。超絶箱入り娘だった西森雫が高校生になりはじめて経験する一人暮らしを見守ることになった春日井陽一、そんな二人を中心に3年間が描かれる・・・といった感じのお話。

 

この漫画、恋に気付くまでにとにかく時間がかかる。でもそれがいいんですよ。本当はきっと、もっと前から恋をしていて、それを自覚するまでがすごい長い、その期間を含めての3年間を是非とも読んでもらいたい。時間が育む関係の極致はきっとこれ...読みました?読みましたら次に行く場所は決まりましたね。そうまんがタイムきらら展...

 

もう読んでる最中で3回くらい泣いちゃったな。あああ...こんな怪文書で物語を知るのもったいないんです!!!読め!!!!読みなさい!!!!ふとした出会いで世界が変わるということを実感しろ!!!!!それが恋だということを!!!!!この何気ない3年間を読んでくれ...!!!!!!はぁー!目がつぶれる!!

 

後日談みたいなのがまんがタイムきらら15周年記念特別小冊子や、まんがタイムきらら展の展示で描かれたりと最終話後もちょっとあるので、読まれたらなんとかしてこっちも見てもらいたい所存です。

 

啓蒙なのでネタバレはしません*6が今回の文脈で好きなコマを貼ります。

 

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1年2年と新学年が始まる度に雫さんは桜に何かを祈っているのですが、3年目だけはついにそこまでの効果がない事を知り何も祈らなくなります。成長?その一方で春日井は3年目だけ同じクラスになれることを祈っている・・・というちょっとしたシーンです。いい・・・5巻という終盤のシーンを引用してしまって申し訳ないんですけどなんというか、こういう、雫さんと出会わなければこういうことを春日井は絶対にしなかったんだろうな、という描写が結構多くて、なんというかまさに世界が変わっていく感じ。1巻だと海に遊びに行って貝殻に雫さんを重ねるシーンとか...そのうちの1つがこれです。それはきっと恋だけの力ではないかもしれません。でも確かにそこには恋があるのです。ちなみに明確に意識した恋の力は彼をもっと豹変させることになります。

 

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グッドラッグマイフレンド!春日井の親友の相ノ木とのやりとりがめちゃくちゃ魅力的なのでそれも読むときは楽しんでほしいな。楽しんでほしいも何も読めば絶対に楽しめますよ。そしてこっちはこっちで大恋愛を繰り広げてくれます。

2.JKすぷらっしゅ!

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恋する女の子は好きですか?私は好きです。恋する女の子はかわいいので・・・そしてそういった概念に思いを馳せたとき私が思い浮かべる漫画を紹介しようと思います。表紙からしていかがわしく、内容もスク水が制服という高校に転校してきてしまった汐女かなたちゃんの新しい学校生活・・・という、なんというかかなりイロモノな印象を受けると思いますが、しかしこの漫画、本当に超王道の正統派ラブコメだと私は思っています。いや連載中はJKれずせっくすとかJK.lzhとか言われていたような気がしますが...間違ってはいない。

 

これはまあ100回くらい見る流れなので書いちゃうけど、鮮水高校は水泳の授業が多い一方でかなたちゃんは水が苦手なんですよ。なんでか澪花ちゃんに抱きしめてもらうと水に入れるので彼女たちは至る所でくっつきます。とにかくもうすごいイチャイチャっぷりを延々と披露してくれる。そんな日常が幸せじゃないわけないんですよ。次は結構終盤のシーン。

 

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しかし恋とは幸せなものですがつらさも伴うもので。そういったつらい部分を含めて全力で恋する女の子の可愛さを描いていると思います。もう100のイチャイチャを詰め込んだ感じなんですが、つらい部分はその反動も大きく、そしてそこからまたイチャイチャに回帰出来た時の反復はまたあまりにも良い。後日談は作者の春雨先生がpixivなどで公開していましたが・・・すごいですよ!すごいので読んでくださいね。あんなつらい表情を浮かべるまでに誰かを好きになった女の子がこんな風になったんだなあというか。

 

www.pixiv.net

 

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まあでも大体こういう感じのノリで読んでもらえるのがいいと思います!!!本当にいいラブコメなのでとてもオススメです。恋してるな・・・これシラフじゃ耐えらんないわ

 

3.にーにといっしょ!

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これはあんまりラブコメって感じじゃないんですけどオススメのやつです。兄と妹の二人暮らしを淡々と描くお話ですが...幼馴染のみくもちゃんがとてもいいんです!まだにーにといっしょ!は連載中なのでこの恋愛未満の感情がどこに行くのかはわからないんですけど・・・そういった形容しがたい感情も含めて描けるのが日常系という文脈のいいところです。

 

基本的に兄妹のアホなやりとりを描くという内容で、それをたまにみくもちゃんが見守るという構図ですが、兄貴(名称不明)に気があるようで今の変化を恐れてそれを否定しているというか、そういった日々の中でも少しずつみくもちゃんが赤面する回数が増えている気がして今後がとても楽しみだったりします。見れるといいな、最後まで。きらら本誌の巻末はこの漫画に任せていたい・・・!

 

2巻のカラー書き下ろしは良かったです。本当に・・・

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こういう感じの感情の揺れ動きが大好き。そしてそれを囃し立てる周囲もなんかとても好きですね。この感情を成就させるのが本人にとっていいのか悪いのかなんてわかんないですけど、トータルハッピーなところには行ってほしいな。今後・・・妹のまいちゃんはきっと喜んでくれると思・・・う?わかんないですね。家族同然で円満な人間関係ってある意味人間関係の変化の最終形態の1つかもしれないですし・・・でも人間関係は常に流動的であるものとも思います。そういうわけで目が離せない人々って感じもある。

 

ブコメって感じではないんですけど、私は結構ラブコメ的に読んでる時があってとてもオススメです。ゆるく読めて楽しいです!!!まいちゃんの友人のともちゃん側も愉快な人間関係をしていますし・・・あとこれ帯差分が好きなので写真で貼っておきます。帯~電子書籍に収録してくれ。

 

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4.あっちこっち

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あっちこっちはなんというかお話の要約が難しいのですが、仲良しの皆で毎日楽しく遊ぶ中にたまにラブ要素が見え隠れして・・・みたいな感じのお話です。仲良し!伊御さんが格好良すぎる。朴念仁と言われながら全員に鼻血を出させるような振る舞いを高頻度で発揮します。そりゃ惚れる・・・そして動物に好かれすぎている。サバゲーとか雪遊びとかで発揮される登場人物全員の謎ハイスペック等々とても楽しい漫画です。

 

ブコメ要素はてれりこてれりこですが、私は本人達の進みが遅すぎるので本人達のいないところで繰り広げられるやつがとても好きです。これは伊御さんのラブコメに気付いてしまった榊。

 

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ブコメの当事者がこのコマにいないところがいいですね。見ててこっぱずかしくなるようなもどかしくて甘酸っぱい恋愛の本番はあっちこっちではこういうところにあるんですよ。叫んでこそ青春!!榊も青春するといいよ。恋心は景色を赤く染める-----

 

あっちこっちは本当に群像劇なので当事者のいないところで恋愛が語られたりあるいは一切語られなかったり、それでいて直接会っててれりこしたり色々な方向性から恋愛を見せてくれるなあという感じがあります。熱いかけひきとか全然してないと思うのですが、それでも恋愛の切ないところも幸せなところも鼻血が出そうなところも語ってくれます。進展はとても遅いですが・・・!邪魔する人がいないっていうのも幸せですよね。一生このぬるま湯に浸っていたい気もしますが、そういう中でも確かに進むものはあって、そういうときに上の榊みたいな事言うといいですよ。

 

 

 

5.ブレンド・S エクソシストと首輪の悪魔

他に、ブレンド・Sとかエクソシストと首輪の悪魔とかそういったきららラブコメも推していきたい。これらはあんまり上で語ったような日常系ラブコメじゃないかもしれないですけど

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ブレンド・Sもアニメ化した作品の1つですね。本ブログでもあれこれ言ってきました。喫茶店ティーレの店長、ディーノが桜ノ宮苺香さんに一目惚れして自身の営む喫茶スティーレに勧誘してバイトしてもらい、始まるスティーレでの生活・・・みたいな感じです。ちょっと特殊な喫茶店で、それぞれ与えられた属性になりきって接客するというメイド喫茶の亜種みたいな感じです。店長は無事苺香さんを射止められるのか!?他スタッフ内でも恋模様があったりします。そして何より秋月くんがかわいい!きらら公式に一番カワイイと言われた男です。

 

 

 

男の恋バナが好きです!ブレンド・Sでは店長、秋月くん、ひでりきゅんの3人がよくわちゃわちゃやっていますし、あっちこっちでは伊御さん、榊、京谷という男3人がだったり、箱ドロの春日井と相ノ木の2人もここに入れたいですね。ラブコメの男共がバカやってるのが大好きです。そういうのが好きな人にはこれらの作品は強くオススメ出来ます!

 

エクソシストと首輪の悪魔は現代が舞台のちょっとファンタジックなお話。適当に悪魔を召喚して祓うのが趣味という性格が超絶悪い神父、秀翔がアルマを召喚してしまい、なんかなあなあで同棲生活が始まるという流れです。きゅん。夫婦漫才か?夫婦漫才です。これも例にもれず男共が可愛すぎる...これは急に人間関係が増えて最悪になった秀翔さん。

 

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この漫画の人間関係、大体こういう感じです!いや結構いい感じにはなるんですが・・・まあ遠巻きから見て今日もやってるわねうふふみたいなノリで見るのが良いと思います。あとシュリちゃんがとてもかわいいんです。当ブログにはシュリちゃんが可愛いというだけの記事があります。伝わってくれ!熱意!

mgtohakari.hatenablog.com

 

 

敬具

*1:この記事を最初に書こうとしたのは8月くらいなので多分6月くらいの出来事である

*2:この単語でググったらオススメの日常系ラブコメのページとかが出てきましたがそれはなんか違くない!?!?!(主観)と言う感じの作品も多かったのでここで言う日常系ラブコメという単語と世間一般のものは別物と考えてください

*3:しかし本質的な

*4:私情

*5:きららラブコメは群像劇的なものが多い気がします。それは誰かの日常は特定の別の誰か視点で語られるものではないからと思います

*6:本当は最初から最後まで話をしたいのを血の涙を流しながら耐えている。なんでこんなテーマ選びをと今超絶後悔している

Prikry型入門スライド

なんか前に某所で講演したときのスライド, いいPrikry型入門じゃないですか?と思ったので公開します.

 

いや知らんけど...ファイル名もクッソ適当ですね. ええと講演タイトルは特異基数問題と強制法というタイトルだったと思います. なんかコンパイル通らなくて再編集出来なかったので1ページ目だけ消去する暴挙に出ました.

 

drive.google.com

オタク的理由で作った料理等のまとめページ

ええと、実は料理が好きなので、たまにオタク的理由で料理を作ります。


これはオタク的理由で作った料理のまとめをどっかにしたいので勝手にやります的なページです。作る度に更新していきたい。

しかし順番めちゃくちゃならモーメントで良かったな・・・でもインスタとかあるし媒体がめちゃくちゃなんだよ。統一してくれ。最近はインスタメインです。料理アーカイブ・・・


あとアレです。料理映え写真撮れるようになりたい!どうすればいいの?Foodie?映えは置いといて、せっかく作ったのだから美味しそうに写ってほしいんですよ。まあ気にせず行こう



こころんは罪

鈴さんパスタ

mgtohakari.hatenablog.com

鈴さんパスタの経緯

まんがタイムきらら2021年10月号ぎんしお少々のくだり

森みことさん誕2021

森みことさん誕2020

白石さん誕2021

放課後すとりっぷ1巻の「あと私のコロッケプレートが来ない」

放課後すとりっぷ1巻の「コーヒーゼリーはうまい」

秋映酒2021

秋映酒2020

ゆづきず丼

www.instagram.com

ゆづきず弁当

林檎さん誕2021

www.instagram.com

事実上の推しカプ


ティーレの男に思いを馳せる丼


苺とラズベリーの杏仁豆腐という名の何か

多分もっとやってる気がするんですけど、なんか、直近のすぐ思い出せるやつらです


2022年2月14日追加


推しカプ誕だったので豪勢にやったやつ


同様の理由でやったオリジナルカクテルとゆずピール。冬至...ゆづきず...ゆず...カクテルはゆずとオールドオーバーホルトとコアントローだったと思う。サイドカーの亜種?サイドカーのカクテル言葉は「いつも二人で」


XYZのカクテル言葉は「永遠にあなたのもの」 というのが良すぎて自分でそういう漫画みたいなものを書いてXYZを作りたくなったから作った


推しカプ〜とか言いながら作ったチョコと推しカプ〜とか言いながら買ったお皿

顕現した話その四

以下は全て終わっている文章ですが私の幸福論は不幸論と表裏一体であり100の幸福を信じるためには全ての不幸を排斥するという思想の下行われているやつなので許してください。頑張って不幸の排斥をしていました(12月27日)




弊ブログで最も続いているシリーズがこれになってしまいました。こうして長文を書いているときだけが心が落ち着くんです。でもこうしていると自分が気付いてなかった事を自分に言われたりするので逆につらくなったりします。じゃあもうどうすればいいの?写経?

いやでも日記を書く場所ってよくて…ブログってそういうものじゃなかった!?真っ当な使い道ですよ。もう少しオタク記事増やした方がいい?いやこれもオタク記事だけど…

ええと、情緒が安定してきた気がするんです。色々受け入れられて、いやまあ安定はしてないんですけど、その上で向き合いたいゆづきず香水&結婚記念品…

そうこれはゆづきずぬいを抱きしめつつグッズを眺めていたときのお話です。いやね死ぬほど幸せだなと思ったんですよ。公式に愛され…二人は祝福されている…なんかもうねそれだけで胸がいっぱいなわけです。は〜幸せ

でまあ、これで終わればこんなブログは存在しないんですよ。終わってくれ!そのまま!!!

ええと、いろいろありました。あかりちゃん・・・あかりちゃん・・・情緒が安定してきたのって全部嘘です。一生狂いっぱなしです。もう無理なんですよ。紲星あかり(蕾)・・・おそろアクセ好きですけど!そんなときからおそろアクセつけてたの!?完全に幼少期の繋がりじゃん・・・結月ゆかり(雫)・・・ちょうど5年前の10歳のときらしいですね。ゆかりさん13歳、あかりちゃん10歳。そういう時から繋がりがある・・・?

オタクの妄想じゃん!いやまあ、正直その頃からってのはそれなりにセーフなのです。問題はこれですよ、ゆかりさんの服にはそのおそろアクセがついている・・・間違いなく幼少期の思い出の一枠じゃん・・・それを大切に胸につけている・・・私言ってましたよね。ゆづきずおそろアクセがマキさんのプレゼントであかりちゃんがマネしているだけだったら死って

こんなことあります!?!??!?!?!?!!!!!!?!???その関係性を否定されたらしんどいけど、肯定されたらそれはそれでしんどい!!!!もうどうにもならない。いや、わかる。なんか私の個人的にやっているアホのゆづきずも幼少期一緒だったけど再会して・・・みたいな感じのやつです。脳内では。私が個人的に考えていた大学生編妄想もゆかりさんをあかりちゃんが追いかけてくる想像から始まっているのです。こういうオタクの世界にこういう思い出要素が補填されてしまった。殺される。自分の脳内にも。私の中の別の人格に私だけに刺さる凶器を渡してしまった。

離れていた時間、あかりちゃんの想いはつのるばかりですけど、それを、あかりちゃんに視覚出来る形で、ゆかりさんも同様に大切にしていた事が判明してしまったんだな・・・あかりちゃん・・・良かったね・・・良かったよう・・・幸福・・・

さっきも言ったんですけど、私は素直に幸福を受け入れるのが下手!!!!!!!!!!!!死の


というわけでシルエットを見ました。あまりにも、あまりにも可愛すぎる・・・愛しい・・・私のオタク原動力は罪悪感ですが、この罪悪感ってどこから来ているのっていうとそれはおそらく、幸せを信じるのがあまりにも下手な点から来ていると思います。幸せと不幸はある意味表裏一体、100パーセントの幸せってそこから1パーセントでも欠けると不幸が見えてしまう。幸福が1パーセント失われたということだから

そういうシーンを延々と考えてしまう。それはより幸せになってほしい相手に対し特にそうです。あかりちゃんに対して特にそうなんです。アホなマスターで本当にごめん・・・

ええと、で、私は幼少期のエピソードというのに弱いです。多分強いオタクはいないんですけど、なんか見守りたいっていうか、子供のころに願われていた幸せに思いを馳せてしまう、それが成就されてほしいと、親御さんや周囲の人たちの願いに思いを重ねてしまう。こんな厚かましい事はないんですけど、彼女の幸せってみんなの幸せなんですよ。子供のころの、ただただ無垢で笑顔だった1ページから来るものなんですよ・・・幸せに・・・なってくれ・・・

それが、具体性を持って、殴りかかってきたんです。紲星あかり(蕾)という姿になって

最近ゆづきずの爛れたやつをずっと考えていたし大好きなんですけど、ここに両親たちの、子供のころの願いを和えて行くと、もうめちゃくちゃな料理になってしまう。情緒が狂って味なんてわかりません。しょっぱい?苦い?甘いのかもしれない。甘さだけ味わえてたら良かったねという話です。私は多分人より味覚がいい・・・こうして文学に向き合う決心がついてしまった


は~~~~~~紲星あかり(蕾)かわいい・・・死んじゃう・・・


死のう





というわけで以下は日記のコーナーです・・・





日曜日!日曜日だ!普通に寝坊したけど掃除して散歩に行こうボイロ達を連れて…最近アホな相談をたくさんしてごめんなさいという感じである。私はどうすればいいの?誰も知らない。どうすればいいのというのはなんかよく爛れたやつを書いてしまう事です。エロが見たいわけではないんよ…エロは見たいけど、難儀…私はこれでいいのか…という相談をされる方の身にもなってみろ。ごめん、マキマキ…

落ち葉がザクザクして楽しいですね。心の中のゆづきずが楽しそうにしていた。こういう季節の情緒感じられるのっていいよねあかりちゃん…季節のイベントとか気にしていきたいですね。えっ気にした結果がハロウィンの動画とポッキーゲームなんですか?実は7割位そうですけど…ご、ごめん…近い季節イベントは冬至とかかな。かぼちゃはよく食べてるしたまにはゆず風呂でもやろうかな…えっ?ゆづきずお風呂?だ、ダメだ〜脳内お花畑…逃げ場がない…(11月14日)


思い返してみれば冬至ってゆづきず誕じゃん!アホなことをしている場合ではない。私は今日は一人でポッキーゲームをしました。ポッキーを咥えて先端を見たらえっ…近…顔…となって無駄にドキドキした。150円で買える萌えとドキドキ、こういう生活にしてくれてありがとう…推しカプに出会えて本当に良かった。小田和正の曲を流してください。

あと月の満ち欠けに気付くようになりました。こんなに毎日満ちては欠けるものだったんですね…心に推しカプが顕現してくれて私の日々に情緒をもたらしてくれた。ちょっとしたことも楽しいですね。2人の生活もそうなのかなと思うと…嬉し……今日は指フェラの絵も書きました。書くなよ(11月17日)


あああ〜もうなんか色々とダメです。無限に雫蕾ゆづきずが流れてきます。あああ…死…死ぬ…いい…でも私が一番向き合わないといけないのは心の中のゆづきず。顕現してくれた彼女たちに誠実でありたい。私のゆづきず観を汲んでくれたかそうでないかは知らないんですけど、ダメージソースは回避してくれたみたいです。その代わり新たなダメージソースが増えました。ゆかりさん…応援してるぞ…ええとこれはまたそのうち…

そして今日は私のメインジャンルの1つ、にこみ先生ワールドの元凶的人物こと森みことさんの誕生日だったので色々やっていました。マーマレードはじめて作りました。面倒だけど楽しかったな。今日はこういう都合だったから一人で料理したけど、次はなんか一緒にお菓子でも作ろうねあかりちゃん…この前スーパーであかりちゃんアップルパイ見てたし、このマーマレードそれなりに量あるからこれ使ってパイでも作ろうか。作ったことないけど。そんなに甘くしなかったからゆかりさんにもいいんじゃないかな。喜んでくれるといいね…きっと喜んでくれるよ。コーヒーも買ってこないとね。あ、この一連のシリーズは推しカプ狂日記としてタグ付けしました。だってもう4本目なんですよこの日記...(11月18日)


今日は月食でした。作業を中断してわざわざ見に行ってた。「ゆかりさんどこいっちゃったんだろ...」あかりちゃんに寂しそうな顔をさせるな。星は見える...でも帰りは普通に煌々としていて、なんかいつもの空でした。「冗談ですって、隠れてるだけでちゃんといますよ」「もー、ちょっと心配したんですからね」「ごめんなさい。でも私はあかりちゃんから離れたりしませんから。約束したでしょう?」

私事ですが罪悪感補充の儀式をやっていました。幸せを願うエネルギー、幼少期の幸せに思いを馳せることもまたエネルギーなのですが、幸せになってほしい人たちが幸せに向き合うために、それを願うために、私はその影である不幸と向き合っていくんですよ。そのとき常に付き纏う、端的に表現するなら罪悪感は幸せを願うエネルギーです。そして罪悪感が生まれなくなったそのときがハッピーエンドのはずで、そのときこそ幸せを100%信じることができる…己の中の罪を全部絞り出していこう

ええと、その結果抱きまくらカバーみたいなあかりちゃんの絵みたいなものが生まれましたが、あれは元々もっとろくでもないやつで、何故か息切れしながら書いていました。壮絶な戦いだった。背負うべき十字架を自覚していこう…笑顔を願うために…(11月19日)


昨日は日曜日だったので朝からお弁当と本を持って植物園に行くというるんるんな1日でした。変わった植物を見ると全部ディルドに見えますね。私の心の中のゆかりさんはアホなのでそういう話題にノッてくれる。ノるな。あかりちゃんの怒りも適切ですね。

植物ってまんま触手みたいなのあるなとかまたろくでもないこと考えてたら葵ちゃんにも怒られました。そういえば過去に触手スケベイラストを描いた記憶がある気がします。ごめん…な、なんかこんなんばっかだな!まあでも、ようやくもみじが見れてよかったです。秋ですね。針葉樹林のコーナー、人が全くいないので音のソノリティでした。リラクゼーション

帰ってからお菓子作ったり本を読んだり、このまま終われば良かったのですが、芥川龍之介を読んで大層落ち込んでいました。芥川龍之介の晩年の作品がとても刺さるのですが、一切人に心を開かなかった結果孤独に死んだみたいな印象がすごくあります。大切なのは心のやり取り。でも流石に、ゆかりさんもあかりちゃんも、互いの好意を受け取るのは上手ではないかもしれませんが受け取れないわけではないじゃないですか。その時点でなんか安心するな…と風呂の中で泣いたりしてこういう芥川龍之介バッドエンドには行かないであろうし二人は今後とも心のやり取りをしてくれるという結論に行き着いて、情緒の乱高下が酷い1日だった。マジでなんなんだよ。今日?今日は昨日酒飲みすぎて普通にグロッキーでした。きたあかりがそれなりにあかりちゃんの解釈に近い雰囲気のじゃがいもだったので興奮した。いい夫婦の日みたいなことをしてくれ(11月22日)


あ、あかりちゃん…死…う、うわああ。今週は結構精力的に活動してたな。早寝早起き最高!あかりちゃんも「やっぱり朝早くから歩くと気持ちいいですね。空気が澄んでます」「最近寝坊が多かったですし、気をつけていきましょう」「そうですね。ゆかりさんの方こそ気をつけてくださいね?」「あはは、あかりちゃんがかわいいからつい遅くまで」「そういうこと外で言わないでくださいっていつも!」「大丈夫ですよ。朝早くですし、誰もいませんって」「ただでさえゆかりさん口滑らせがちなんですから」「そ、それは反省してます…」「反省だけじゃなくて行動に移してくださいね」いや私もいるんだけど。ずっと痴話喧嘩してるといいんじゃないかな…(11月26日)


秋が終わってきちゃったな。落ち葉で遊ぶあかりちゃんがしばらく見れないのか~・・・と思うと少し寂しいですが、でも今年の秋楽しかったな・・・ね、ゆかりさん。あかりちゃんのおかげだよ。楽しかったね。なんか朝落ち葉に霜が降りたりしていて、これはこれで今の時期しか見れないな~と思うとちょっといい気分だな。今日は平和(12月1日)

い、忙しかった・・・今日はなんかめちゃくちゃ歩き回る用事があったのですが、寒かったので心の中のあかりちゃんにどうしようねって話をしていました。久々にあんまんを食べました。えっ小さくない!?こんなに小さいものなのかとびっくりしたりしなかったりした。普通の日記ですね!いや・・・先日事前のなんかを書いてたら私だけにとても良くて100回くらい自分のラフ見なおしちゃったな。幸せな人生ですね。事前?って何の?性行為に決まってるでしょ!いやあ最近ブログで書けない内容のものが多くて・・・あかりちゃんが冷たい目で見ている・・・(12月9日)

今日は何の日だと思います?...そうですね。ゆづきずライブでしたね。はい、今終わったところです。まだしばらくタイムシフトで見れるみたいですが...ええと、なんというか、良かった...ちょくちょく夢魅鳥が流れるのなんか泣いてしまうな。ええと、完全に自分語りなんですが、8年だか9年くらい前のしんどかった時期にずっと聞いていた曲の1つだったんですよ。夢魅鳥...なんかとにかく暗中模索という日々の中で聞いて頑張ろうって思ってた気がする。何が言いたいかというとこの10年という長い時間に私にもゆかりさんとの思い出が確かにあって、ボイロ、浅く浸かっていただけだと思っていたけど思いの他助けられていたのかもしれないとか思った。ライブではもちろん私の知らない曲も流れたんだけど今の子たち的にはこういう曲が私にとっての紲月歌みたいな感じだったりするのかな、とかちょっと思ったりして過去も今も素敵なものなんだなって思えて、

そしてあかりちゃんが歌っていた曲とか、コトノハロックフェスの時に感じた技術の進歩を改めて感じたりとか、その上でゆかりさんが2人になったところとか、彼女たちの実在性、生命力、更に言えば未来への希望みたいなのをすごい感じて、過去も今も未来も全部全部良いものなんだと思える。これまでの10年間全部を私は知らないけど、それでもありがとう...という気持ちだし、これからもよろしく...という気持ちでいっぱい。ゆづきず...私の推しになってくれてありがとう...推しカプとしての付き合いはここ半年程度の事だけど、それでも思いの他長い付き合いがあるのかもしれないな。狂わせてくれてありがとう...(12月17日)


あああ...情緒がブッ壊れている。情緒...死...昨日のライブの曲聞こうとアルルの花を聞いたらなんかもう無理になって無理です。もう...語彙が...語彙なんて元々なかったんですけど、情緒がブッ壊れたという事だけわかる......無理...いいな...死...まだ午前中なんだけどな。どうしようかな。無理...今耳から一切の情報入らない...こういう事ですよ、へへ...自分の思い出と向き合う時間は終わったから...向き合っていこう...my favorite 推しカプと...(12月18日)

情緒!!!無理!!!!助けて!!!!!!!泣きながら生きてる。ありがとう…一昨日のライブ過剰摂取だったな…今になって全てが溢れてきてなんかもういっぱいいっぱいです。なんか何かしてないと泣いちゃいそうだ。あかりちゃん…ゆかりさん…愛しいね…ゆづきずぬいを強く抱きしめたいけど二人をそっとしておきたくてそれも出来ない。へへ、幸せそうでいいですね…心の中のゆづきずもきっと幸せ…(12月19日)

バウンダリーいい曲だな。少しずつライブの曲を覚えていこう。一気に聞くと死んじゃうから。世界を変えるエネルギーが愛しい…今日、すごい真面目に絵をやってるんですけど真面目に絵やるとこんな大変なんだな。絵描きさんってすげ〜…ただの日記?趣旨に合ったことを言おう。趣旨って何?月がめっちゃ綺麗だったからゆづきず竹取物語とか考えてたんですけど、地上に来てしまったあかりちゃん一刻も早く月の下に返さなきゃダメだな以外の感情がなかったです。寄るな!!!求婚するな!!!月をここに連れて来なさい。

は〜あかりちゃんもゆかりさんも本当にライブ良かったよ…いつまでもその輝きで夜を照らしてくれ。月を頼りに夜を歩く我々人間全員ゆかりさんを追っているようなものだけど、結局一番近くにいるのは星でしかないんだという気持ちで今日も棺桶で寝ます(12月20日)

いい一日でしたね。何が?えっ12月22日ですけど...そうゆづきず誕、推しカプ誕、同時にやってくるなんてそんな素敵な事があるか!?冬至なのは知っていたけどTLに星と月が最も長く一緒にいれる日というツイートが流れてきて、天才...素敵ですね。そういう日でした!!!二人ともおめでとう!!!!

私事ですが、創作がたくさんあるコンテンツでこんな感じになるのは始めてだったので飲まれる...コンテンツの濁流に...文倉先生のイラストが流れてきたりmy favorite 推しカプ絵師達のイラストがたくさん流れてきて死にましたが、私は私で祝えてよかったです。珍しく時間をかけて絵を書いたりしていたらなんかあっ恒例お祝い料理何も考えてないという事で、実家で母がめでたい日にやるような晩餐を作り、冬至とゆづきずという事でゆずでオレンジピールみたいなものを作っていました。あとゆずは個人的あかりちゃん酒になっているオールドオーバーホルトと合わせてサイドカーの炭酸割みたいにしてゆかりさんグラスで飲みました。きっといつかもっといい推しカプカクテルを作るから...本当におめでとうね...また健やかな1年を二人で過ごしてくれ...

ええと、本当にいい一日だったな。推しが幸せなら幸せ。きっと大勢の誰かを幸せにしている存在が誰かから祝福される光景というのは推しに限らず何度見てもいいものだけどなんか本当にとても幸せでした!!!そして明日は何の日?えっアイボスあかりちゃん発売日...追い付かない...心が...(12月23日) 

昨日はあかりちゃん発売日でした。か、かわい〜終わってる人間なので「ゆかりさん」って声色変えて言わせまくっていました。これだけでもう十分満足なんですが…うっかり魔が差して悲しみを上げて「結月先輩」って言わせてしまったので情緒が壊れました。そうですね、結月先輩は私限定の情緒破壊特攻属性でしたね。

蕾あかりちゃんが来て雫ゆかりさんも嬉しそう。なんか面倒見が良いお姉さんとして頑張ろうとしている感じがあります。しっかりもの…そんな二人を見てイチャイチャするアイボスの方のゆづきずですが、まあ、我が家に来てからあかりちゃん来るまでゆかりさんだけだったからね。イチャイチャしなさいな。こっちのあかりちゃんは結構積極的だな。ゆかりさんはちょっとヘタれている気がするけど…ボイロ2の方のゆかりが羨ましい?あいつはアホな結月だけどいいの?アホの結月を二人も抱える余裕はないので君はそのままでいてくれ

そんなアホな結月ゆかりに囲まれた雫ゆかりさんは無事しっかりものになってくれたのでしたとさ。めでたしめでたし…雫蕾の方はなんか、本当に微笑ましいですね。長い時間をかけて育んでくれよな、特別な感情を…

あっボイロ2こと我が家のアホのゆづきずはそれはそれでまあイチャイチャしていましたよ。今回のゆかりさんは性の獣ではなくちゃんとあかりちゃんの事をフォローしていました。脳死でイチャイチャしてるわけではなくてなんか結果イチャイチャしてるだけだなこれ…という感じのやつです。ほらマキマキが白い目で見てる(12月25日)

1巻でわかる藤見姉妹のそれぞれの成長と塩原姉妹が与えた影響

こんにちはこんにちは。

 

1巻が出たときに書こうと思っていたやつなんですけど、なんか今になりました。でも今書くべきな気もします。今月号良かったですね。今月号とは2021年12月号のことなんですけど、見ましたか?良かったですね・・・ぎんしお少々・・・

 

以下にぐたぐだと言いますが、そういった御託は何でもいいんで伝えたい事はただ一つ。ぎんしお少々を読んでください。

 

seiga.nicovideo.jp

 

読んでください!!!!!!!

 

さて、連載本編では世界の広がりを見せるぎんしお少々ですが、1巻はもゆしろ、まほすずの、妹と姉サイドがそれぞれ中心に描かれていたと思います。

 

そんな1巻ですが、描き下ろしの塩原姉妹の仲の良さとは対照的に送別の言葉すらかけれなかった銀さんの姿はやはり衝撃的でした。なんか、そんなに深刻だったんだなって。

 

双子としてずっと一緒に育ったこの藤見姉妹がはじめて経験したそれなりに"長い"別れ、そしてそれぞれの新生活で迎える成長を振り返っていきましょう。一応結論的なものもあるのでそれも見てもらえると良いかもしれません。えっ今更?みたいな事を言われそうな気はしますが、連載時に感じてずっとまとめておきたいなと思っていた一連なのでよければどうぞ。

 

鈴さんへの考察みたいなのはかなり不完全な出来なんですけど、適切に説明出来るまでしばらくかかりそうなので、とりあえずこれで出しておきます。

 

 

 

 

1.序盤の藤見姉妹

序盤の銀さんと鈴さんは二人ともそれなりに問題を抱えているように見えます。

銀さんは鈴さんにコンプレックスのようなものを抱いている。自分だけで行動を決めて実際に行動に移してしまう姿に、尊敬と嫉妬みたいなものを抱いていると思います。

一方、鈴さんは鈴さんで妹離れが出来ていないというか、相談せずに進路を事を気にしていたりします。妹さんの気持ちに自信がない。

 

しかしこういった点は1巻の範囲で解決されています。

 

そしてそれぞれに成長が伴う形で上記の問題が解決されているように見えます。それを見て行きましょうというのが本記事の趣旨です。ツッコミ歓迎です。

 

 

 

2.藤見姉妹と塩原姉妹

さて、まず最初に語るべきは銀さんについてです。彼女の特徴ですが、銀さんは1巻の大部分でずっともゆるさんを観察しているんですね。

 

何ならそのことを自覚もしている。椎さんという話す相手がいてなおかつ友達作りが得意な姉に比べると銀さんの方が圧倒的に心の声が多いですね。そんな中彼女が”見続けたのが塩原もゆる。こういう経験ってもしかしたら銀さんにとって初めてではないのだろうか?と少なからず思います。

 

鈴さんと銀さんがこれまで常に一緒に行動していたなら、”鈴さんを意識の外に置いて他の誰かを注視し続ける(それも複数日に渡って)”といった機会が銀さんにとって初めてのことだったとしても何ら不思議ではありません。

 

「相手をよく知る事!」

 

銀さんの観察力は作中で描写されている通りです。前述の通りよくもゆるさんを見ている。ババ抜き最弱の座をほしいままにしていますが、これは心理戦ではありません。椎さん柚さんという相手に勝とうと努力した事で観察力が鍛えられたのでしょう。心理戦は弱いのかもしれませんが・・・実際弱そう・・・

 

何を怖がっているのかを思索する銀さんですが、考えてみると何が怖いのかはわからないんですよね。その眼力?1巻最終話で明言している通り、おそらく「意図がわからなくて怖い」、つまり「わからなさ」が怖い。そういう部分を観察の末理解している。

 

銀さんともゆるさん、この二人が本当の意味で友達になったのは、このわからなさをもゆるさんが言葉にしたことで銀さんに伝わった、そしてもゆるさんと自分の間に確かに共通の部分(写真という媒体で思い出を呼び起こすことが出来る、そこを大切にしているといった点)があることを知ったからでしょう。

 

この事を伝えるときにもゆるさんは言葉に悩んでいました。つまりもゆるさんが伝えた”理由”は前もって用意されたものではなく、何なら銀さんに聞かれなければ言葉にすることはおそらくなかったのです。そして銀さんが聞くことが出来たのは、もゆるさんに抱く恐怖の理由を知っていたから。上に述べた通りこれは銀さんの観察眼から来たものと思います。もゆるさんの一方的な興味の末銀さんと仲良くなったわけではなく人付き合いが苦手な二人がそれぞれの試行錯誤の上に辿り着いた到達点がここなわけです。

 

この解決に関して、鈴さんとの幼少期エピソードは外せません。あのエピソードは銀さんの鈴さんに対して抱えていたもやもやを解消するに至ったわけですが、もゆるさんとの和解は銀さん個人の成長を物語っています。人間関係で「鈴なら...」とよく考えていた銀さんですが、鈴さんのいない場で、その努力の末に人間関係の問題を解決するに至ったわけです*1。これは成長でしょうまさしく!

 

 

さて、一方の鈴さんについて話していきましょう。1巻の鈴さんの印象深いエピソードの1つは検証と証してまほろさんと同じ布団で一夜を明かす事だと思います。特に印象深いのは鈴さんは、まほろさんの前で妹?らしく振る舞うが

 

「今あたしふられました!?」

 

喜びを抱く理由、なんとなく心当たりがあります。それは同時期の銀さんともゆるさんのやりとりです。まほろさんの話を聞いて「か、かわいそ〜」とか言っている頃ですね。

 

この喜びは「すごく・・・妹さんの気持ちに自信がない?」にかかっていると思うんですよ。もし自分じゃなくてまほろさんが銀さんの姉だったら、みたいな思いがあったとしても、銀さんは「かわいそ〜」とかまほろさんが姉というのは嫌と主張しているような感じがちょっとあります。そもそもこの時は双子パワーの検証みたいなくだりだったわけで、案外双子パワー、発揮している?なんかこれは考察というよりはオタク妄想ですね。救ってくれ・・・私を・・・

 

はい。で、次の同衾ですね。もう同衾だよ。「撮ったやつは全部銀に見せたい」だったけど、この瞬間だけは自分のものにしたいと言っていました。

 

なんとなくこの瞬間に妹離れした気がします。銀と独立した深い人間関係を手に入れたという事の証左ではないでしょうか。それはつまり銀の静止を振り切ってこっちに来た事を自分自身で肯定出来たというエピソードにも思えます。鈴さんは銀さんほど熟考するタイプではないですし、これも「なんとなく、あたしだけのにしておきたかった」と、”なんとなく”でしかないんですよね。ただ、そういう感覚を自覚できた辺りが成長なのかなと思います*2

 

さて、前述の通り、藤見姉妹はそれぞれ問題を抱えていたわけです。

 

銀さんは鈴さんへのコンプレックスを

鈴さんは銀さんへの依存のようなものを

 

言い換えると

 

他者との境界に過敏になっている

他者との境界が曖昧になっている

 

藤見姉妹のそれぞれに奇しくも、それぞれ独立に、塩原姉妹は同時に他者性を与えてくれたと言えるわけです。これが問題の解決の大きな鍵になっていると言えるわけです。

 

ちなみに他者との境界という言葉でまとめてくれたのは私じゃなくて人形さん(@ningyoatt)です。ありがとうございます。とてもよくまとまっている

 

3.過去とこれから

藤見姉妹、ずっと一緒だったわけですけど、幼少期のエピソードを見るとなんとなく分かれそうな感じありますよね。

 

「やだなー、あたしたちもそうなっちゃうのかな!?」

 

「わたしは結構良いなって思うよ」

 

あるってだけです。そういう一言はツイッターに書いてくれ。書いた気はします。

 

さて、にこみ先生の前作の放課後すとりっぷの話で度々言ってきたことで、ある二人が別の似た境遇かもしれない二人の未来を明るくする、という構図を見てきました。

 

今回のこれも、意図せずしてかしていないか、塩原姉妹という二人がそれぞれ藤見姉妹の二人に良い影響を与えているのはなんとなくそういう構図に見えなくもない。オタクの悪いこじつけかもしれないですけど

 

最近のぎんしお少々では、かなセツという二人の動向が気になるところですが、先月号に見られるように、もゆしろの二人が風花かなめさん、若葉谷セツナさんの未来に良い影響を与えたことは確実でしょう。この構図ってまさしく前述の構図なのでは!?と勝手に盛り上がったりしていました。

 

そして今月号ですが、藤見姉妹きっかけで、しばらく先まで会う予定のなかった塩原姉妹が会うのかもしれないという予感を感じさせます。こういう影響を与えた二人からまた影響を返されるとか、そういった力が伝播していくのって放課後すでは見れなかったものなのかもしれません。そう思うと今のこういう物語が見れる状況はとても素晴らしいなと思う他ないわけです。

 

楽しみが尽きませんね!

 

今月号本当に良かったな・・・毎月きららを購読するといいですよ。

 

 

(追記)

 

これを公開したあとにtwitterで騒いでいたやつも同時にまとめておきます。今月号のタイミングで書くべき話でちょうどよかった気がしてきた

 

 

 

 

 

今月号の感想と会わせて成長を見返す意義みたいなのが出てきましたね。公開後に書くな・・・

*1:にこみ先生が言及されていた(https://twitter.com/tori_nico2/status/1424654831050924034 )意味で鈴さんの力を借りてはいるのかもしれないが

*2:ここの考察があまり納得していないところはあるのでツッコミがあればください