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オタク思想とオタク地獄とラブコメと萌え4コマ漫画

青野林檎さんはかわいい〜まあ林檎さん可愛いですしね編〜

本記事はまんがタイムきららAdC 2020の20日目の記事です!!

 

素敵な企画感謝です!色々読めて楽しい

 

adventar.org

 

 

 

ところで本記事は放課後すとりっぷに関するあれこれを書こうという記事です。

 

めちゃくちゃネタバレするので未読の方々は是非読んでください!

 

comic-fuz.com

 

 

そんなわけで雑記開始です。放課後すが完結してそろそろ1年経過しますが...

 

連載中や完結後は色々な考察がフォロワー内外に見られ、すごいな...と思っていました。すごい...

  

私も何かしら文章にしたいところです。なので青野林檎さんのオタク語りをしようと思います。

 

深い考察とかは一切ありませんがお付き合い頂けると嬉しいです。

 

また、本稿の構成は以下の通りです。

 

 

 

 追記:任意の文末に「まあ林檎さん可愛いですしね」を脳内補完してください

 

  

1.林檎さんのおっさんシュミと実情

最初にこれか?この見出しはなんなんだよという感じですが、

 

林檎さんが妙なおっさんシュミを持っている事は作中でも指摘されている通りです。せっかくなのでそういうところから話していこうかと*1

 

明言されたのは以下のコマ*2ですが、

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それ以外にも林檎さんのおっさんシュミは観察出来ると思います。

 

例えば、下着だけでなく多種多様な水着が見れる回のある放課後すとりっぷですが、林檎さんの想像の中での水着は全部スク水*3, *4なんですよね。

 

海回プール回の一切ない放課後すとりっぷですが、秋映さんの想像中では彩り豊かな水着が観察出来る一方、林檎さんの想像の中では紺色の水着しか出てきていないのです。塩素の香り...いやななさんはなんか日常的にスク水を着用するような人*5なのでそれほど間違ってはいないのかもしれない。

 

閑話休題

 

こんな感じの林檎さんですが別に林檎さんはおっさんではありません。いやそうじゃなくて、あくまでおっさんシュミなだけでおっさんらしい振る舞いって敢えて言うなら2話の白石さんの胸を揉もうとする下り*6くらいだなと。

 

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ところでこの手は怯える時の手ではなく直前まで乳を揉もうとしていた手です。

 

そんな林檎さんが自身の性的感情と向き合う様は放課後すとりっぷで描かれる要点の1つと思います。

 

そういう点からして既にいわゆるおっさん像から離れていると思うのですが、それとは別に林檎さんにおっさんっぽくなさを感じたのはカラオケデート回*7

 

"林檎さんと私に子供が出来たらこういう感じでしょうか"

"どこからつっこめば?私のDNA髪留めだけか?"

 

でした。このツッコミ大好き。しかしおっさん的発言(偏見)ならその結論に至る経緯の話とか下世話な話をしそうなものですけど、そこに至っていない辺り林檎さんの性的感情の具体性は虚ろな感じがします。

 

一方でその直前にコスプレをしようとする白石さんに「とても良い!とても良いよ!」と言っていたのはおっさん感がします。Japanese bondageといい、耳年増な印象がありますがそこに現実感があまりないというか、妙な知識の割に無垢なところがめっちゃかわいいなと思ったりします。性知識の早熟さは普通というか初心寄りみたいですし*8、何故知っているのか...

 

そんな林檎さんは3話でも想像力の重要性を熱く語っていました。性的感情への危惧はそういう想像力から来るものとも思えますが、やはり本編中で行動に移したりはしてない*9んですよね。

 

白石さんのカラダを誰より理解しているのが自分だと気付いた時*10もイタズラっぽい笑み(かわいい)を見せていた辺り本人が思っている自身の性的思考の具体性は薄そうです。どちらかと言えばやはり"よく知らないものがこわい"みたいな感じがします。

 

ていうか多分いついかなる場合でも実際に行為に移すのは危惧しそうです。でも機会さえあればなしくずし的にそういう事にはなると思います。なるでしょう。自らを縛って登校する胆力の持ち主が隣にいるのだから...

 

いやしかしでもあの時*11割と受け入れようとしてましたよね!!!!!!!!!!!じゃあ問題ないですね

 

 

2.オタク性について

林檎さんといえばアニメや漫画に詳しいキャラとしてななさんに七瀬はかねさんに紹介されるくらいにはオタク的キャラと思われているようです。オタク的なキャラは良いものです。誰かが何かに熱中する事は何より素敵だからです。

 

林檎さんがそういうアニメ漫画に親しむ描写はそれほど多くなく、女の子の好感度上げゲームをしていたくらい*12と思いますが、それ以上に大分秋映さんオタク的な様相を見せています。

 

そもそも林檎さんが今の高校に来たのは秋映さんを追いかけての事でした。しかしながら入学した矢先秋映さんに突き離されてしまいます。

 

そんな中でも秋映さんの絵への思いは変わる事がなく、秋映さんの絵が載っているポスターを集めたり、七瀬はかねさん(秋映さん)に秋映さんオタク語りをしたりしています*13

 

林檎さんははじめて何かに強く突き動かされたと言っていました。あんな負の出来事があってからも(とはいえあのときは秋映さんの事を正しく認識していなかったのもあるだろうが)秋映さんの絵が好きなままで、その純粋さはオタクとして我々読者にも必要なものなので林檎さんに敬意を払いたい所存です。

 

本人がその衝動にしがみつきたかったのか、そういう事は意識せず純粋にただ好きなままでいたのか、多分後者と思いますが、中学時に文化祭で感じた衝動をずっと大切にしている林檎さんが好き...

 

そしてそれを語っている林檎さんも大好きです。そんな林檎さんが秋映さんにオタク語りをしていた時の目は比喩でもなんでもなくキラキラしていました。

 

そしてそのキラキラが秋映さん本人に伝わっているのです。すきを伝える事を知った秋映さんの目もまた輝いていましたね...

 

これ本当にすごいですよ。秋映さんが生じた衝撃を、感情を、林檎さんが大切にし続けてそれが秋映さん本人に返ってきて、物語をまとめる最後のピースの1つになる...奇跡としか言いようがない。これも秋映さんがはかねさんにならなかったら起きなかった事だしそういう要点を加味してもやはり奇跡です。

 

思えば林檎さんの受けた衝撃って本編では秋映さんの絵との出会い、放課後の白石さんとの最初の一幕の2つと思いますが、どれも物語の始点終点に関連しているのは本当に最高な流れで最高ですね。

 

すきの伝え方って大切だなと思うんですが、放課後すとりっぷはすれ違いコントみたいな成分を多く含む漫画です。それが物語を面白おかしくしているのですが、こじれすぎた結果終盤の展開のような、林檎さんが悩み一人苦しみを抱える事になったのです。

 

やはり大切だったのは言葉にして"伝える"こと。林檎さんは喋るのが下手(そこもかわいい)なので喋った結果がこれみたいなところありますが、やはり皆でちゃんと話し合う、伝え合う事の大切さを教えてくれました。世界平和の礎にしましょう。

 

最終話で秋映さんが差し伸べた手と、最後の握手と...良かったですね本当に良い。話し合って握手して円満に終わる...皆ももっとすきを伝えていきましょう。私は今やっています。すき!!!!とても!!!!

 

ところで林檎さんは色々な苦悩を抱え、結果的に解決しましたが、そもそもに別に悪い事をしていたわけではありません。林檎さんが秋映さんの絵へ抱く思いと白石さんななさんへの思い、自分のやりたかった事を見つめ直し、前を向き秋映さんの手を取れたのは、再び白石さんの前に行けたのは、それは中学時代の友人たる森みことさん、仮谷柚さんの存在あってのものです。友情...ぷみぃ〜

 

思えば林檎さんが美術に関して相談出来る相手といえばこの二人なのです。3年間*14を美術部として共に過ごしてきた二人は林檎さんの絵に対する姿勢を、林檎さんの白石さん達と出会ってからの成長を理解し見守り、時に助言していたのです。

 

終盤で放課後の集まりを解散させた林檎さんの心中を、その境遇を慮る時間はよく覚えていますが、そんな中この二人が林檎さんの下を訪れた時の感動といえばぷみぃ〜と言う他なかったのです。ぷみぃ〜...

 

 

3.作中の食べ物

息抜きにどうでもいい話をします。最終的にコロッケになった林檎さんですが、放課後すとりっぷで食といえばやはり白石さんと思います。白石さんがご飯を食べている姿を見るとなんとも幸せな気持ちになります。

 

そんな一方、ちょっとだけ林檎さんの食べているもので気になったのがあるので紹介です。

 

コーヒーが飲めない*15の可愛い〜と思う次第ですが、林檎さんが食べているこのパン*16

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形状的にコッペパンかフランスパン系統のものと思うのですが、フランスパンはあまりにも外皮が堅牢すぎるため片手でこのように食すのは困難です。なので多分コッペ的菓子パンと思うのですが、あれはめちゃくちゃ甘いのです。本当にめちゃくちゃ甘い。そしてカロリーの果てしない暴力...

 

私は好きなキャラがああいう食べものを食べていると微笑みを浮かべがちオタクです。絵とかきっとカロリーをたくさん消費するに違いない...コーヒー苦手みたいでよく牛乳とかいちご牛乳を飲んでいますし甘いもの好きなんでしょうね。かわいい...そして若いエネルギーを感じて好きです。この章はこれだけです。ツイッターに書けよみたいな話だな...

 

あと白石さんもお気に入りのパンを探していたりしたし、林檎さんもパンが好きだし、どこかでパントークとかしてそうですね。と思ったら本編でしてました*17

 

 

そういえばコーヒーゼリーは作りました。

 

 

4.捕食者・被捕食者三角関係推移と相性

林檎さんは前節で紹介したように、最終的にコロッケという名の被捕食者になっている(なってはいない)存在ですが、時間を巻き戻せば、2話の時点では'報酬を渡す受け取る'あるいは'見る見られる'の矢印は

 

「ななさん→林檎さん→白石さん」

 

という感じでした。ななさんは林檎さんを見たいし、林檎さんは白石さんを見ています。そしてななさんは見る側が報酬を提供する関係であることを知った*18上で己の乳を差し出そうとしているのです。また事実上の捕食関係(未遂含めて(全部未遂だが...))も

 

「ななさん→林檎さん→白石さん」

 

という形になっています。 しかしこの関係は3話にして

「林檎さん→白石さん、ななさん」

 

という形に変化し、最終的に

 

「白石さん、ななさん→林檎さん」

 

という形に推移します。双対性を感じますね。

 

思い返せば1話冒頭で白石さんがリンゴ(果実の意)をかじるシーンがありましたが、あれはなんとも林檎さんが被捕食者であることのメタファーと取れるのでさもありなんだなあと思います。

 

矢印ではないですがキャラ間の相性といえば、ななさんが白石さんを「とってもハチみたい...」という箇所*19がありますが、林檎さんは犬派*20なのでこういう朝ニュースの占い程度の信憑性で相性を感じたりするとちょっといい気分になります。あと林檎さんがおっさんシュミを披露していた際、白石さんの脳内では自身は犬の何かを着ていたのもあり白石さんの属性(?)はきっと犬...

 

そんな事言わなくても白石さんと林檎さんの相性はそりゃもうバッチリですけど!!絵を通してお互いに考えている事がなんとなくわかるような、そういう領域ですし...

 

しかしながら、これも本編の重要な問題の1つでしたが、秋映さんは自分の考えている事が見られてしまうのではと恐怖に感じ、それにいくつかの要因が重なって六花さんとの溝が出来てしまっていました。

 

林檎さんも考えが見られてしまう事には怯え*21ている一方、白石さんとの関係は上記のように理想的なものになっています。そこにはお互いへの信頼があるだけです。

 

こうしてあれこれ書くと林檎さんは想像力によって苦悩している所が多々あるなと気付きます。その一方で白石さんとの出会いは美術の授業でしたが、その際林檎さんは次のような事を言っていました*22

 

 

"絵は対象を見るだけじゃだめで、

食べ物なら食べた時どんな硬さか、

石膏像なら自分とどう大きさが違うか、

想像しながら描いた方が良いって"

 

"でも人と...誰かとそんなことやるの初めてだ

ちょっと恥ずかしいけど......"

 

"楽しそうかも"

 

 

そうして白石さんの事を知ろうと想像した結果出来た絵は白石さんの世界をも変えました。林檎さんの苦悩は自身の想像力から来るところが大きいと思いますが、その想像力がなければ物語も始まらなかったのです。何より1章で触れた通り、林檎さんが自身の想像力を嫌悪するどころか大切に思っているのは良いですね。

 

そうして白石さんの事を想像し続けカラダ以上のものを理解してきた林檎さんと、その描く姿を見続けた白石さん。白石さんも林檎さんの世界を知ろうと努力していた訳です。様々な事件がありながらもこうして築かれた二人の関係...

 

そして2巻巻末を見ると秋映さん六花さんも林檎さん達の活動に混ざっている姿が見られます。この林檎さんと白石さんの関係はきっと秋映さん六花さんに必要だったもの...そしてそういう縁がななさんを橋として取り持たれたのは、きっと作者のにこみ先生が自身のブログ*23でななさんの紹介で仰っていたような、ななさんの名前に託したような構図になっていると思います。あまりにも良い...*24

 

あれこれ書きましたが、何よりにこみ先生の見る世界の最高潮を我々が観測出来たのは読者としてこれ以上ない幸福と思います。

 

それに、少し前ににこみ先生がツイッターで近況報告的に青野は元気ですみたいな事を仰っていたの嬉しいですね。幸せに日常を送っている...

 

そういえばストーカー対策兼デート回*25で言及がありましたが、割と林檎さんと白石さんは一緒に学校生活を過ごしているみたいですし、そういう日常が今日も存在している...こんなに素晴らしい事はありません。やはりこれも読者としても嬉しい限りです。

 

まとめ 

なんか林檎さんをとっかかりにして放課後すオタク語りしてるだけになっちゃった気がします。

 

林檎さんはかわいい!!!

 

連載中のぎんしお少々を読もう!!!

 

 

 

以上になります。Thank you for your attention!!

*1:何故?

*2:1巻28ページ目4コマ目

*3:1巻94ページ7コマ目

*4:2巻14ページ6コマ目

*5:戻ってこい人間界に.......!!

*6:1巻20ページ1コマ目

*7:2巻47ページ

*8:1巻末のランキング

*9:それを先に言え全員...

*10:1巻116ページ2〜4コマ目

*11:2巻56ページ4コマ目

*12:1巻34ページ1コマ目

*13:なんで秋映はこんなにベタ褒めされるのですか

*14:に近いであろう中学時代の期間

*15:1巻111ページ4コマ目

*16:2巻98ページ1コマ目

*17:1巻83ページ3コマ目

*18:白石さんが報酬の提供者と考えている可能性もあるので要検証

*19:2巻51ページ4コマ目

*20:2巻33ページ1コマ目

*21:そうしたら私は今頃少年院にいるはずですが

*22:1巻97ページ1〜4コマ目

*23:https://pm0200log.tumblr.com/post/189330529261

*24:いてくれねえ...とリンク先で仰っていましたが最終的にそうなった気がしますのでHAPPYなのです

*25:2巻42ページ2コマ目