墓標

オタク思想とオタク地獄とラブコメと萌え4コマ漫画

夜明けのすべて 感想

な、なんて素敵な映画を見たんでしょう
 

yoakenosubete-movie.asmik-ace.co.jp

 

おすすめです!今日公開でした. 

 

本当にね, もう, わざわざストーリーを一から攫っていくようなことはしないので心に残ったものをここに留めたいな今すぐ...
そう思って映画館の前でiPadを開いて書いています. ネタバレは当然あります. 
 
 
 
優しい映画だった, 面白かったし...面白いの方向性って色々あると思うんですが, 例えばお笑い的な面白いであったり, 興味深いね見たいな興味的な面白いであったり, ストーリーがよく練り込まれていてハラハラしてしまうみたいな, アクション的な面白い出会ったり...
 
どれでもなかった気がするな. でも面白かった. 手を叩いて笑ったりする映画ではないんだけど, 結構笑っちゃうような, 微笑んじゃうようなシーンはあったと思う. 事前に見ていた散髪シーンとか. あれ, 事前映像の時点で松村北斗ぎこちねえなと思っていたんだけど(映画を見ていないから物語に入っておらず松村北斗のことを山添くんとして見れていない), いざ見ると山添くんと藤沢さんの邂逅シーンで, そりゃあぎこちないよ!(映画の最中なので松村北斗のことを山添くんとして見れている)
 
思わず笑っていて微笑ま〜だったんだけど, 私あれを家で母親とみてたら「あらやだw」見たいな感じで笑ってたんだろうなと思う. 
 
笑ってしまう見たいな面白さはそういうところで, あとはもうじっくりと, 身を委ねるみたいな見方だったなあと思います. 色々書きたいことあるんだけどね, やっぱ星...私たち星が大好き
 
夜があるから私たちは知らない世界を知れるって, 素敵なことです. 私数学者として給料をもらっているけど, そういう研究をしている気もします. 私の研究はどうだっていいけど, やっぱり夜は好き. もっともっと好きになるフレーズがいっぱい詰まっていた. そんなプラネタリウム
 
最後に雨降ってたけど...最初の雨に比べてなんて気持ちのいい雨なんだろうって, もうどうしようもない雨もあれば晴れているのに降ってくるちょっと変わり者の雨もあります. 万物は変わっていく不変のものはないんだってフレーズは天体観測を通してちょくちょく出ていたけど, そういう終わり方だったなあと思う...山添くんも途中から栗田科学の作業着着るようになってるんだよね. 藤沢さんも...会社の車はピカピカになっている. 
 
そういえば最初の方の山添くんは比較的嫌なやつだったんだけど, そりゃあね
 
"藤沢さんの苦しみ共感できるなあ, いや出来ないな. 私の苦しみは私しか知らないし, 藤沢さんも同様. それらは比較することが出来ないから...
 
私の方が苦しい
私はまだマシだから
 
なんてどっちも健全じゃないよな, 皆大なり小なりそう言うのがあるんだ..."
 
と思いながら見ていたら, なんかお前の病気とはレベルが違うんだよみたいなカスマウント取ってたので, ふざけるなと思いました. 
 
そしてこの...小難しく考えて口下手なりにやろうとする感じは...松村北斗だったな...松村北斗が好きだからこの映画を見にきたようなものではあるのだが, そう言う経緯でハマり役だなあなんて思った. これはちょっと映画と関係ないけど. まあでも, 知ろうとすること, 大事!出来る限りで力になること, これも...優しいよな...山添くん結構いい奴なんですよね. そんで山添くんがインタビューで全く同じことを言っていた. よく分かってんな
 
じゃあいくつかセクションに分けて話をしようかな...
 
 

好きなシーンの話!

 
藤沢さんがもの食べてるシーンはどれも印象に残っているんですよね. お正月明けにみかん食べながら歩いてるところ...あれは本当に可愛いなと思った. なんか小さくて可愛い...
 
山添くんの家でポテチか何かの残りを食べる時とか, 流し込んでてそんな食い方します? と思った. いいですね!寛げる場所, 山添亭. 生理観察はマジでキモいと言われても仕方ない. 
 
山添くんがたい焼き買ってきたところとか, 会社の皆が本当に嬉しそうにしていて...よかったね...藤沢さんの送別会とか絶対にやったと思いますし, 山添くんも参加したと思います. 藤沢さんがいたから山添くんの居場所になったのかもしれませんけど, いなくなった後も僕はここに残りますと...やりたいこと見つけたんだな...プラネタリウムの話をする時とか, 本当に目がキラキラしてて...そりゃあ...そりゃあ目頭が熱くなるよ!!! 
 
帰り道になんか食べながら帰ってたところとか...色々あるんですけど, 本当に少しずつ信頼できる間柄と呼べるものになっているのがいいですよね. 素敵!食べ物がちょくちょく出てきてたな. 
 
あとはあれ, 自転車. あの自転車最後まで会社にあって可愛かったですね. 山添くんが自転車乗るところ, でっか!と思った. そうなんすよねSixTONESの連中全員デカい. なんか大きくて可愛い...小さいやつと大きいやつが可愛い映画?そうだったのかも
 
 

エンドロールの位置の話

 
映画が終わるの, 本当にどこでもよかったという気持ちもあります. プラネタリウムが成功したのが見れたのは物語として1つのイベントだったからだけど, 人が変わっていくと言うのを描くだけだったら山添くんが自転車で坂駆け降りていく, 藤沢さんがそれを見送るシーンで終わっても全然よかったんじゃないかと思う. というか私はそのシーンでエンドロールが始まると思った. 
 
全然始まらなかったからあっまだ映画続くんだ嬉しい!と思った. 
 
雨もそうなんだけど, 藤沢さんがダウンしてる時に荷物が届くシーンが2つあって...1つ目はもう這々の体といったところで, ぶっちゃけ2つ目もそうなんですが, 1つ目は置いといてくださいって伝えるのに, 2つ目の方は山添くんだったから, そういったお願いみたいなやりとりはなく何も言わずにただ置いていって...それで外に出て, 外を見る余裕もあった. 部屋の中に空気が入っていて気持ちよかった. これだけでも2人が変わったんだって事が十分伝わって, ああもう居場所なんだ...って思えて, それはもう私の最終的な感想なんだけど...
 
でも藤沢さんの転勤は描いてくれてよかったなと思う. 万物は変わっていく, それはそうなんですけどそんな中でも一度手に入れた宝物はそうそうなくなるものではないなと思えて...だって藤沢さんがいなくなった後にまた元通りになってしまったら, それは悲しいじゃないですか. そんなことないよってね, もう十分思えていたんだけど, ちょっと背中を押していただいたと言いますか...
 
そんな感じで, 終わり方も結局すごく素敵!宅配と雨で構造が同じだったとしてもまあそりゃ雨の方が気持ちがいいよ. いやどっちでもいいんだけど...映画論なんてわかりませんし...でもみんなでキャッチボールしたりコンビニ行くけど何がいいかって聞いたり, ドキュメンタリーが完成したのに引き続き取材している中坊共であったり...嬉しい...
 
うれしい!
 
はあなんか色んな話がしたいけど, したいのでブログに書いているんだけど, 多分もっと色んな話あるんだろうなあ私の中に, したいなあ...!
 
うう, 見た後の興奮状態で一部しか文章が綴れません. でも今の状況を残しておいて, 未来の私が見て楽しむと思います. 
 
嬉しい!