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【きららAdC】想像力による苦しみがある【かみねぐしまい】

本記事はまんがタイムきららAdvent Calendar 2023 13日目の記事です!

 

adventar.org

 

 

 

 

さて

 

かみねぐしまいという漫画をご存じでしょうか

 

seiga.nicovideo.jp

 

まんがタイムきららで連載中の, 若鶏にこみ先生の新連載です. とはいえもう9話. そろそろ1巻も出るでしょう...その頃には物語の全貌が見えてくるはずです. 

 

そう, このお話はなかなかどういう姿かたちをしている物語なのかを掴ませてくれません. 

 

仲悪く暮らしていた双子姉妹, 榊ツギノと榊まえな. ある日幼女が落ちてきて...助けてあげるとなんと神様なんですって!人間の願いを叶えたら天界に帰れるそう. でも願いを叶えられるのは一人...このバカには願いを任せられない!人類が滅んじゃうカモ!

 

そうして始まった双子による神様懐柔バトル...そんな双子バトルをお届け!という漫画かと思いました. というか少なくとも扉コメントはそのノリでした. でもそういうわけでもなさそうだし...神様は地上に降りてきていて, いわば試練. そういう神様の成長物語なのかな, というとそれも含まれるんだろうけど, それがメインのお話かと聞かれると首を縦に振れない. 姉妹もまた神様と触れ合う中...作中時間的にはまだ一週間程度ですが, 全く未知の出来事に思索する日々, 毎日いっぱい成長しているでしょう. 姉妹の成長物語なのかな, 姉妹と神様が共同生活の末家族同然になるお話なのかな. かみねぐってどういう意味かな...神様と姉妹の話かと思っていたら登場人物が増えてきて群像劇の様相を呈してきた. そもそも誰が主人公なんだろう... 


ぜーんぜんわからない!でも面白い事は確かです. そうなんですめちゃくちゃ面白い...こうしてあれこれ考えるのも楽しいし, 心地よいリズムを伴うにこみ先生世界の言語感覚に身を任せ, ただ漠然と流されるまま読むのもとっても楽しいです. あれこれ考えていても流されてしまう

 

是非とも体感していただきたいです!この濁流を...

 

そして最新9話に出てくるとんでもないエピソードを*1...


……

 

さて, 月並みな文章はさておき話していきたいと思います. この世の地獄を

前に一度ミリしらをやったんですけど, もうちょっとあの子の話をします. 緑髪のあの子です

 

...

かわいい!やっぱりかわいいです

改めて緑髪の子に関わる情報をおさらいしましょう

1話:特になし

2話:特になし

3話:背景にモブとして出てきていました. かわいい...妙にかわいいモブがいるな...かわいい!

4話:カラーページに登場*2!!!えっ!!!え
「あ...あの...」

かわいい


「つかぬ事をお聞きしますが...」

かわいい!

 

「会長まさか子供が...」

かわいい~!

 

「会長っ...!家族思いで素敵...!」

恋慕


「でしたらお料理でしょうか」

家庭科の時間, 頼りになるに決まっています


「胃袋を掴むのは重要と言いますからね」

料理上手な母とそれに落とされた父の下健やかに育ったんだと思います.


5話:特になし

6話:特になし

7話:特になし

8話:特になし

9話:特になし

 

思ったより出てないな


番外編

本日上がっていた...先生の落書きで7話のトイレのくだりのトイレのドアの向こうにいたことが判明しました.

 

やっぱね...我々若鶏にこみ先生の漫画をたくさん読んでいるオタクとしての矜持, それはトイレを見るなりお昼の話題にしてはドスケベすぎない*3!?と騒ぐことです. ですのでこの時も当然騒いでいたわけです. あの子いるじゃんわら!

 

えっいたの!いた挙句...不純同性交友を疑っていました. あるいは盲腸. こういう子なんですね


「会長まさか子供が...」


どこまで想像したんでしょうね. エッチなことを考えたに決まっています. 不純同性交友なんてこと言い出す奴エッチな事考えないわけがないじゃないですか. ツギノさんが...ここからわかることはあの緑髪の子の中で男に抱かれた経験を持つツギノさんと妹を抱いた経験を持つツギノさんが存在していた瞬間があるということです. 想像力!想像の力の偉大さは放課後すとりっぷで描かれた通りです. 青野林檎さんも想像力故にあれほど苦しんだわけです...想像の世界, 想像した事実は決してなかったことにならない!想像の中でその想像の中のツギノさんは実在しているのです. この事実から逃れることは出来ません. 

 

描写された分だけでもそうなら, 他にももっといる...いるに決まっている!ツメも綺麗だし

 


想像といえば願い, 神様の願いを何にしようかなんて無邪気に考えられる子供たちは気楽で良いものです. 願い, 願いってなんとなく子供向けの行事のイメージがあり...

 

クリスマスにサンタさんにあれがほしいこれがほしい...

 

七夕で短冊を飾るとき, 大人は「懐かしい」と言う.

 

もちろん毎年やっている人もいる. 大人になってくると願いは継続・存続への欲求として具体性を帯びてきます. そんな大人たちにとって, 願った, 願いの内容を考えた, それ自身がつらいことになってしまうんじゃないかって... そう思う9話でしたね. 何故なら想像した事実はやはり消えず, その想像の中では現実のものとなってしまうから. 想像力, 苦しい

 

...

仕方ないんですよ, 9話を読んだ3日後に9話以外の話って出来ないんだけど...

9話の話って誰も出来ないから...ううう~!


読んでください!!!

それが私の願いです

*1:これを書く前日に9話を読んだが, こんなエピソードとは思わなかったため本記事で何を書けばいいのかがわからなくなっている. もっとソフトな記事を書きたかった

*2:ここのまえなさんの「もちろん」がイケメンすぎる

*3:放課後すとりっぷ2巻